火曜日, 9月 15, 2020

本:薬屋のひとりごと

  厳密には本ではないのだが...

  最近、ネットを見ているとマンガの広告がよく出てくる。ちょっとみて面白いと何巻も続けて買ってしまい、時間とお金が無駄に消えてしまうのでなるべくクリックしないようにしているのだが、このマンガの広告はクリックしてしまった。そして電子書籍で既刊6巻全部買ってしまった。

 全部読んでからあれこれ調べてみると、原作は書籍で二つの出版社からにでている。同じ時期に二つの雑誌でコミカライズもしている。自分の読んだ方のマンガは原作があるのに作画と構成が分かれている。そして大元は小説投稿サイトで無料で読める小説だということが分かった。

 小説も読みだすと一気に読まないと済まない性格なのでしばらくは我慢していたのだが、結局読み始め貴重な時間をずいぶんと使ってしまった。 短い段落がポンポンと続いて情景描写がほとんど無く、何となく池波正太郎を思い出す。内容的には上橋菜穂子から超常現象的なものを外してライトな方向に振ってスケールを小さくした感じ。

 マンガは書籍版の一つが原作で、書籍は Web 版とは違っていて、Web 版には本編とは別にスピンアウト的なものがある。

 いや、もうメディアミックスというかなんというか、これが今時の物語というものだろうか。実写ドラマは無理でもアニメは行けそうだなぁ...

 マンガも Web 版も書籍版も完結してないので、これからが楽しみ。

 ちなみに書籍版の一つは文庫本で9巻まで出ていてシリーズ累計600万部だそうだが、札幌市の図書館には 1-2冊ずつしかない。人気の小説だと寄贈本が多くて2-30冊あることも珍しくないのだが、この本は通勤の暇つぶしに読まれることが少ないのかもしれない。


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