月曜日, 9月 19, 2022

CX-60 に乗ってきた

  あのクラウンさえFFになるというこのご時世に、新規にFRプラットフォームを作った上に直列6気筒ディーゼルエンジンまで新規開発したという CX-60 がずっと気になっていた。もともとマツダファンなこともあってか、google のおすすめ記事は CX-60 関連が多く、そのほとんどが肯定的に書かれていて、機会があれば乗りたいなぁーと思っていたところに、地元のイベント会場でマツダのイベントがあり、行ってきた。

 
 会場のアクセスサッポロには当然ながらマツダ車で一杯。CX-60 も展示車が4-5台あって、色々見てきた。一番気になってたのは横幅。大きな会場内なのであまりよくわからなかったが、結構大きい感じがする。フロントグリルはメッキではないので「オラオラ感」はないのだが、近くで見ると上下の幅が大きく結構威圧感がある。運転席に座ってみて驚いたのが、結構床から座面の高さがあり、普段乗っている XV より膝の角度がキツいこと。天井と頭の間の距離も XV と同じくらい。また、フロントウインドも近い気がする。そのせいか、前を向いて座っていると大きいクルマに乗っている感じがしない。しかし、左を見るとセンターコンソールは幅広で助手席のドアはかなり遠いので、車幅の広さを実感する。
 ラゲージスペースは XV と比べると奥行きが広いが CX-5 と比べると同じぐらいに見える。調べてみると4人乗車の状態での荷室長は CX-60 が 975mmで CX-5 が 950mm で 25mmしか違わない(ちなみに荷室幅は1,275mm対1,450mmで CX-5 の方が広い!!)。全長は4,740mm対4575mmでCX-60の方が165mm長いのだが、この165mmがFR化によるスペース効率の悪化ということなのだろう。ちなみにホイールベースは2,870mm対2,700mmで CX-60 が 170mm 長い。

 試乗車は XD-HYBRID Premium Sport。アクセスサッポロの周りをぐるっと一周、時間にして5分程度。おとなしく乗っていたのだが、一番驚いたのは静かさ。アイドリング時には、低いエンジン音は聞こえるのだが、ディーゼルノイズは全くしない。走り出してもエンジン音は小さいまま。タイヤはブリジストンの ALENZA 001 だがロードノイズも全く聞こえない。さすが車両本体価格500万円以上の車という感じ。走りについては、ゆっくり加速するときに、最初の方で妙なショックがあったが、それ以外はアクセルを踏んだだけ素直に加速してくれて、エンジン音が静かなこともあり実にゆったりと乗れた。ブレーキを踏んだ時に、電力回生の「キーン」という音は聞こえたこともあったが、ブレーキ自体は自然な感じ。ただ、乗り心地はちょっと残念。ネットでピッチセンターが後ろにあって素晴らしいとか、乗り心地はイマイチなどの情報を仕入れていて神経質になりすぎたのかもしれないが、揺れ方がなんか変な上に、路面の荒れをよく拾う。試乗した道路は路面の補修跡が多かったのだが、これを綺麗に拾ってくれる。ルマン5に履き替えたXVといい勝負。個人的にはあんまり気にならないが、他が良かっただけに車重が2t近い500万円台の車と思うと残念な感じ。
 
 欲しいかといわれれば微妙。今乗っている XV より横幅が10cm ほど広いのだが、これが狭い雪道を走るときどう影響するか?あと2t近い車重も雪道を走る上で不安。タイヤが235/50R20というビッグサイズなのでスタッドレスがかなり高そうなのと、自分でタイヤ交換は無理そうなので出費がかさむ。自動車税も57,000円と高額。なにより、おそらく乗り出し600万円以上という金額は、いくら燃費が良くてもかなり厳しい(10年で2.5万キロしか乗らない人だし)。
 
 年末にはガソリン仕様が出るそうなので、それを見てから考えよう。

追記
 本当は990Sの試乗車に乗りたかったのだが、ロードスターの試乗車が一台もなかった。

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