金曜日, 3月 26, 2021

本:本所深川ふしぎ草紙

 ネット広告でしつこくお勧めされるマンガがあるのだが、試し読みの範囲では買うほどでもなく、それでもちょっと気になったので原作本を図書館で借りてみた。

 推理物やミステリーは好きだが、宮部みゆきは趣味に合わなくて「魔術はささやく」と「火車」ぐらいしか読んだことが無い。時代小説は初めてだったのだが、悪くはなかった。短編集だが三日ぐらいで読み切った。けど、他の宮部みゆきの時代小説を読む気にはならなかった...

本:御用船帰還せず

 最近お気に入りの相場英雄の本。図書館から借りてきた。

 江戸幕府第五代将軍、徳川綱吉の頃のお話。文章は時代小説っぽくなく、また、相場英雄てきには記述が妙に濃い。他のものはちょっと軽すぎる感じもするのだが、これは濃すぎ。話の進み遅いのと、イマイチ面白くないので半分ほど読んだところで挫折。最後の方をチラッと見たら、新聞連載小説を単行本化したものとあった。なるほど、一日分の中に小さなヤマを作る必要があるだろうから、それで濃くなったのか。

 時代小説は好きだし、最近の書下ろし連作モノには飽きていたので期待したのだが、残念な結果に。