木曜日, 3月 01, 2012

退職交渉中

今日、朝一番で上司に

 ・この会社が契約社員として契約を続けてくれるのはあと数年ぐらいと思われる
 ・その間に、この会社では次の仕事につながるスキルを得られそうもない

 という内容を大人の、しかしながら断固たる表現でしたため「辞めます」と書いてメールした。

 午後、「今朝のメールの件で」と呼ばれたところは辺りにまる聞こえのミーティングスペース。「あの内容だと、もう決めてらっしゃるんでしょうから」と留意はなし。これすなわち「契約継続はあと数年」の肯定。技術系の会社じゃないし、あんまり「社員を育てる」という感覚がない会社なので、エンジニアが担当している仕事がなくなったら再教育して他の分野へ、というのはないのだろう。50歳近い契約社員であればなおのこと(w。

 その後は詳細の詰。退職時期については、契約満了の6月までとか、4月一杯とか言われたが、「そんなに長くはモチベーションが維持できず、仕事のクオリティを保てない」と3月一杯を死守。引継ぎドキュメントについては「関数の一覧を作って」というアナクロな提案をねじ伏せ、外注としての契約できる可能性はありますか?というありがたい提案もいただいて -- まぁ、辞めるまで手抜き仕事をさせないための空手形かもしれないが(笑、担当者レベルの交渉は終了。

 色々とシュミレーションはしていたのだが、ほとんど役に立たず。

 あとは社長決済。帰り際挨拶したときは、いつもどおりだったが、おおよそ一般的な常識が通用しないお方。

 すんなり行くかどうか。

エルピーダ破綻とサンバー生産終了

エルピーダが破綻した。巨額な投資+高度な技術力が必要な DRAM の製造メーカーで、日本の大手が合併してできたものなので、よもやつぶれることはないだろうと思っていたが駄目だった。

 「巨額な投資+高度な技術力」が必要な分野では日本には競争力がない、ということだ。


 時を同じくして、スバル・サンバーの生産が終了したそうだ。スバルの軽がどうした?と言われそうだが、2012年1月の軽貨物の販売実績でシェア18%、3位のブランドである。4気筒エンジン、四輪独立懸架と軽乗用を含めても他に類を見ない特徴を持っいたのだが、燃費・環境対応への投資に耐え切れず製造中止とか。
 軽自動車全体の販売台数ではスズキ 42,328台、ダイハツ 53,794台(いずれも OEM 含まず)に対してスバル 8,755台(OEMはしていない)。ざっと 1/6。確かに、これで「環境にやさしい、燃費の良いエンジン」の、最近の異様にレベルの高い競争の中で生き残っていくのは無理だろう。

 こちらは国内限定市場で「巨額な投資+高度な技術力」がないと生き延びていけない世界になってしまった。

 世界のなかで日本は生き残っていけるのだろうか?