ネットで暴れている山本一郎氏のファンなのだが、氏が本を出していることを知って図書館から一冊借りてきた。
中国について書かれた本ということでちょっと意外だったのだが、投資家として大きな額を動かすとなれば当然中国情勢についても詳しくなるわけで、読んでいてなるほどそういうわけでかと納得がいった。
前半は中国が出してくる統計上の数字がいかに当てにならないかという話。その後為替・エネルギー・世界秩序、そしてチャイナリスクと続く。出版されたのが2005年と今から13年前、リーマンショックの3年前なので、いろいろと古い情報もあったが状況は意外なほど変わっていない。