木曜日, 12月 09, 2021

選手交代:炊飯器

右が新しい炊飯器
 そうとう昔、結構奮発して5万円弱ぐらいの炊飯器を買った。当時、10万円程度の炊飯器が発売される直前で、量販店の店頭では一番高いタイプだった。象印の NP-HS10 という圧力IH炊飯器で、それまで使っていたものより相当おいしかった。どの程度おいしいかというと、外食すると、半分ぐらいの店がこの炊飯器で炊いたご飯よりおいしくないぐらい。

 それが、今年の夏ぐらいからごはんの味が今一になった。いままで一粒ごとに綺麗に俵型に膨らんでいたのが、膨らんでいない。ごはんを炊くときに注意していると、いままで聞こえていた「カン」という音が聞こえなくなった。この音は圧力を調整する機構が動く時の音らしい。圧力炊飯器の圧力が調整できなくなってしまってはどうしようもない。他の機能に特に異常はないので、ソレノイドのドライバーが壊れただけなら、トランジスタ一つ交換すれば治りそうな気もするが、動作チェックのたびにコメを炊かなくてはならないというのが面倒くさい w。新しいのを買うことにした。

 古いのを買ったのが10年前ぐらいなので、同じものは販売されていなかった。同程度のものを探して9月11日に NP-BK10-BA というのを amazon で23,174円で購入。これより安いのも高いのもあったのだが、古いのが当時の高級機で多機能だったため、同等以上の機能を持つもので一番安いのということでこれに決まった。

 ごはんはふっくら炊けたが、初めの2-3回は前より味が落ちた気が
した。しかし、そのあとはあまり気にならなくなったので、気のせいだったのか?新しいのは炊き始めに「カンカン」と二度音がして壊れるすぐわかるようになっていた。

 新しいのは古いのよりも機能が多いのだが、まだほとんど試していない。

 

日曜日, 11月 28, 2021

ストーブ修理

ストーブの素人修理は火災の発生の原因となり得ます。やる人は自己責任で!

  ここのところ寒くなってきてストーブを使っているのだが、一昨日の夜、突然消えた。再度点火しても、灯油のにおいがするだけで火が付かない。もう十年以上使っているストーブだし、もう寿命か?と思ったが、だいぶ前にも同じよう事があったことを思い出した。

 そういえば、最近ストーブの火が大きくならないことがあったので、燃焼筒への灯油の出口が詰まったのだろうとあたりを付けた。まずは燃焼筒の上を開け、火をつけた割りばしを入れて燃焼筒にたまった灯油を燃やす。そのあとストーブ下のカバーを外し、燃焼筒に刺さった注ぎ口から灯油を注ぎ込むパイプを外して、注ぎ口に3mmのドリルの刃を入れると、途中でなにかぶつかっる。少し抉ってからドリルを引き抜くとカーボンで真っ黒。ドリル刃を手で回してカーボンを取り除こうとしたのだが、全く削れる気配がない。直径4mmの先のとがった丸ヤスリを穴に入れて回転させると引っかかる。引っかかったまま引き抜くと少しずつカーボンが取れてきた。何度か繰り返すうちに貫通したので、今度は4mmx2mmぐらいの平ヤスリに取り換えて繰り返す。大体カーボンが無くなったと思えたところで終了。パイプを取り付けカバーを戻すところまで30分。

 電源ONでテストしてみたが火が付かない ><。点火ヒータが赤くなっているのは見えたし、灯油の臭いもしている。突き崩したカーボンが燃焼室に残って、灯油がヒーターまで届くのを邪魔したか?夜も遅かったので、とりあえず割りばしで手動点火。翌朝、普通に点火したら無事に火が付いた。昨晩のうちに邪魔をしたカーボンは燃え尽きたか?

 それから丸一日以上たって、暑くなって消火、寒くなって点火を何度か繰り返しているが特に問題はない。

 前回は燃焼筒側の穴の大きさがわからなかったのでおっかなびっくりだったが、今回はあらかじめ穴のサイズがわかっていたので早い段階からとがった丸ヤスリで攻められたので割と短時間で終わった。

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以前の記事のリンク先が404だった。インターネット上の情報は、割とすぐなくなる。

 


 

水曜日, 11月 03, 2021

本:邦人奪回―自衛隊特殊部隊が動くとき

 どこで知ったか忘れたが、前から気になっていた本。図書館に予約を入れてしばらくして回ってきた。

  なかなか面白かった。文章は淡々と書かれているのだが、戦闘シーンなどは妙にリアル。最後には気が付いていなかった伏線まで回収して、思わぬオチまである。日本語も素直で読みやすく、4-5時間で一気読み。

 作者の履歴を見ると、元自衛官で自衛隊の特殊部隊の創設に携わったそうだ。42歳で退官して、「後にフィリピンのミンダナオ島で自らの技術を磨き直し、現在は各国の警察、軍隊への指導で世界を巡る」だそうだ。これって、リアルジェド豪士?

 惜しむらくは淡々としすぎていること。この手の小説を書いているプロの小説家にこのプロットで書かせれば上下2巻の大作に仕上げるだろう。マンガは原作+作画とか原作+構成+作画みたいな組み合わせが珍しくないのだが、小説もそんな感じでできないのだろうか。

 

月曜日, 10月 11, 2021

本:どこからが病気なの?

 著者の twitter アカウント(@Dr_yandel)で紹介されていた本。だいぶ前からフォーローしていたのだけれど、本を読むのは初めて。図書館に予約して、少し待って手元に来た。

 内容は病気についての一般人向けの解説。大体は知っていたというか、長い間生きてきてたどり着いた結論と同じ。

 一つ違ったのは「がん」と戦うには、患者と主治医だけではなく、多くの職種の医療従事者が関わる総力戦だということ。どこの病院でも標準治療は受けられるから同じだろうと思っていたが、そうでもないかも。

 もう一つは、何か一つの要素(薬とかサプリとか食べ物とか)で病気が治ったり、完全に予防できたりすることは無いということ。その手の情報は、医者だろうが大学の偉い人だろうが信じるに値せずとのこと。こっちの世界にも銀の弾丸はないのか...

 

月曜日, 9月 27, 2021

電書マンガ:大人買い:鉄拳チンミLegends

 もともとは、時々月刊マガジンを立ち読みしながら連載を追ってたマンガ。最近は休載が多いのと、月刊マガジンにこれ以外に読むものが無いので読み落とすこともありで筋がよくわからなくなっていた。

 コミックDaysの無料枠13話につられて読み始めたのが運の尽き。二日で149話28巻を読み切ってしまった。支払は1万円強。

 改めて読んでみると、絵の書き込み量がスゴイ。休載が多いのもわかる(作者の体調不良ではないことを祈る)。最近の連載分はなんだか話がぼんやりしている気がしたが、続けて読むと全然そんなこともない。次の話が楽しみ。

日曜日, 9月 26, 2021

選手交代:マウス

 2017/09に使い始めたマウス。左クリックでチャタリングが起きるようになってきたので交換。同じM705だが、Amazon で調べてみるとだいぶバージョンアップというか変更があったようで、届いたものは、

  • スイッチが一つ減っていた
  • 外形は同じだが、金型は新たに起こしたようで、多分、内部基板も別もだと思う
  • レーザーセンサーがバージョンアップしているようで使いやすくなった

 減ったスイッチは、右手で持ったときに親指を下に押すとONになるスイッチなのだが、 使ったことがないスイッチだったので問題なし。金型が変わったことも、外形が変わっていないので問題なし。レーザーセンサーだが、以前のM705は、愛用のパソコンデスクの上で直接使うとまともに動かずマウスパッドが必須だったのだが、 新しいものはマウスパッド無しでも問題なく使える。諸般の事情で半ば擦り切れかかったマウスパッドを使っていたので大助かり。

 購入直後は電源ONで軽い頭痛がした気がしたのだが、3ヶ月ほど放置してから使ったら特に問題なかった。最初の頭痛は気のせいだったか?

 前の前のマウスは7年間使用、その間5年間は会社勤めだった。前のマウスは4年間使用、この間在宅でほぼ一日中マウスを使用。幸いなことに10年以上前に買ったものとほぼ同じものが新品で手に入ったが、次はどうなるか?

水曜日, 9月 08, 2021

XV:去年の走行距離は 1045km

  XV、オンライン自動車保険の更新。去年からの走行距離1045km。来年3月でMBAが終わるし、そのころにはコロナもなんとかなってるだろうから、それまでの辛抱 ><

XV:9ヶ月弱で360kmしか乗ってない...

  XVにガソリンを入れた記録をgoogle スプレッドシートに残しているのだが、去年の12/22の後に入れたのが8/16で、その間の走行距離が356.1km だった。

 MBAのレポートを書くのが忙しいのと、コロナ禍でゴンドラに乗るのが怖かったこと、ケガをすると入院できるか心配だったので全くスキー・スノーボードに行かなかったこと、雪が解けた後もコロナ禍&MBAでほとんど出かけなかったのが原因。

 ワクチン2回打ったし、MBAも1年後期・2年前期よりは楽になったので、これからは少し出かけよう。

水曜日, 9月 01, 2021

XV:夏タイヤへ交換

  MBAの課題をするのに忙しく、今ごろ XV のタイヤ交換。ほとんど乗ってないし、これからもあまり乗れそうにないのだが、スタッドレスだとアスファルトでのグリップが落ちるので交換した。ただし、夏タイヤの方がロードノイズが大きいのが難点。9年近く乗ってまだ3万キロに届いていないのだが、静かなタイヤに履き替えようか...

土曜日, 7月 17, 2021

木曜日, 7月 08, 2021

選手交代:食器洗い洗浄機の給水ホース

  だいぶ前に買った食器洗い洗浄機があって、その給水部分が何年か前から水漏れしていた。食器洗い乾燥機から給水ホースが延び、流しにある水道の蛇口付近に脱着可能接続部分があって、そこに給水パイプをつなげていたのだが、何年か前からその脱着部分からポタポタと水が水漏れしていた。その脱着部分は水が止められるようになっていたので、普段は水を止め、食洗器を使うときだけ水を出し、ポタポタこぼれる分は下にウエスを引いて濡れないようにしていた。

 水漏れは脱着部分のパッキンがやせたこと。 調べると食洗器の発売が2002年2月だったので、最長で19年、短くても17,8年は使っていたことになる。パッキンからの水漏れもやむなし。

  だましだまし使っていたのだが、思うところあって、ホースを交換することにした。調べてみると、洗濯機用の給水ホースが使えそうだったのだが、洗濯機側に固定する側のパイプの角度が合わないのでそのままでは使えない、とAmazonのレビューにあった。洗濯機用は種類も方法で安価のものもあったのだが、そのまま使えないのでは仕方がない。メーカーの日立ではもう食洗器を作っていないので純正の補修部品はなし。調べてみるとパナソニック製が合いそう、ということで、今回は yodobashi.com から注文。Amazon にも出品はあったが「Amazon.co.jp 以外の出品者から購入できます。」ということで、ちょっと不安がありパスした。

 マルチメディア札幌に在庫が無かったようで、注文から中一日で到着。先ほど交換したが長さもバッチリで水漏れもなく修理完了。

 さて、あと、何年使えるやら。

土曜日, 6月 19, 2021

リモコンの修理

 2008年に買った日立のプラズマテレビ P42-XP05、リモコンの調子が悪くなった。これで2回目。型番は C-RT1。前回 2017/03 のときは 3450円出して yodobashi.com で新しいのを買ったのだが、今回は販売終了。Amazon でも見つからない。中古や代替品はある。調子が悪いのは電源ボタンだけなので、修理に挑戦することにした。

 こちらのサイトを見ながら少しだけ分解。上蓋を完全に外すことはできなかったが、上の方が外れたので、電源ボタン部分の基板側とシートのボタンの裏側をアルコールのウェットで少し拭いてテストするとバッチリ動く。

 完全にばらして全部の接点を拭くのが理想だが、はめ込みがキツくてばらすのがきつそうなので、そのまま組みなおした。

 外側が傷だらけになってしまったが、まぁ、このまましばらく使えるだろう。

日曜日, 5月 09, 2021

選手交代:Android タブレット

 2018/10に買った Android タブレット、最近反応が異様に鈍かったり、バッテリーが2-3時間しか持たなくなってきた。買い替えようと思ったのだがなかなか良いのが見つからなかった。

木曜日, 4月 01, 2021

本:キッド

  最近、相場英雄を続けて読んでいるので、まだ読んでないのを図書館から借りてきた。

 これは産経新聞2018年5月8日から12月21日まで連載されたものに加筆・修正したもの。中々に文章が濃くてその意味では面白く、22時ぐらいから読み始めて、途中1時間ぐらいの休みを挟んで朝の7時までかかって読み切った。日経ビジネスの連載で読んだ Exit より中身が詰まっていて、「御用船帰還せず」ほど退屈ではなく中々面白かった。
 
 ただツッコミどころがいくつか。 

金曜日, 3月 26, 2021

本:本所深川ふしぎ草紙

 ネット広告でしつこくお勧めされるマンガがあるのだが、試し読みの範囲では買うほどでもなく、それでもちょっと気になったので原作本を図書館で借りてみた。

 推理物やミステリーは好きだが、宮部みゆきは趣味に合わなくて「魔術はささやく」と「火車」ぐらいしか読んだことが無い。時代小説は初めてだったのだが、悪くはなかった。短編集だが三日ぐらいで読み切った。けど、他の宮部みゆきの時代小説を読む気にはならなかった...

本:御用船帰還せず

 最近お気に入りの相場英雄の本。図書館から借りてきた。

 江戸幕府第五代将軍、徳川綱吉の頃のお話。文章は時代小説っぽくなく、また、相場英雄てきには記述が妙に濃い。他のものはちょっと軽すぎる感じもするのだが、これは濃すぎ。話の進み遅いのと、イマイチ面白くないので半分ほど読んだところで挫折。最後の方をチラッと見たら、新聞連載小説を単行本化したものとあった。なるほど、一日分の中に小さなヤマを作る必要があるだろうから、それで濃くなったのか。

 時代小説は好きだし、最近の書下ろし連作モノには飽きていたので期待したのだが、残念な結果に。

土曜日, 3月 20, 2021

本:「地球温暖化」の不都合な真実

 だいぶ前に読んだ本の影響で「二酸化炭素による地球温暖化」は出鱈目だと思っているので、それ系の本を図書館から借りてきて読んだ。

 本書では地球温暖化に対する脅威派と懐疑派に分けて、懐疑派の立場で「二酸化炭素による地球温暖化」を攻撃している。 著者は長らく地球温暖化に対して懐疑派の立場でマスコミに身を起き、連邦議会のスタッフとして働いたこともあるそうな。

 内容は、基本的に脅威派の主張を述べた後に、そのバカバカしさをあげつらい、否定する根拠を列挙する形になっている。そしてそれぞれの内容は出典が注釈で示されるのだが、その注釈の数が1000を超えるそうだ。その注釈リストは日本語版では出版社のサイトで PDF ファイルとして公開されているが、これだけで143ページもある。力作である。

土曜日, 3月 06, 2021

本:その健康法では「早死に」する これが高須式[若返る]食べ方・生き方

  フェイスブックで左巻建男氏が推していたので、図書館から借りて読んでみた。

 最初の方を少し読んでみたが、最新の研究の成果といいつつ論文へのリンクがないので確認できないし、ネタ元がネットのアンケートだったりで読む気が失せた。パラパラと読んでいくとコーヒーは体に良いから一日5杯飲んでも大丈夫とか、最近の常識とはかけ離れたことが書いてある。

 自分の考えに都合の良いことだけをもっともらしく並べた、よくある健康法の本。暇だったら細かいツッコミを入れたいが、幸か不幸か、今、忙しくて (^^;





MBA:無事進級

  去年の春から小樽商科大学の MBA で学んでいる。レポートがキツくて昼夜逆転の生活になったり、仕事がだいぶたまったり、新型コロナと相まって旅行や遊びにほとんど出なかったりとだいぶ苦労したが、大学から成績表が届き、無事進級できたことを確認した。

 ケーススタディという授業が4回あり、レポートを3回出すのだが、1回目の点数が19点、2回目の点数が36点という状況で、3回目のレポートの提出前に「1回目、2回目が両方とも50点以下の人は、相当厳しい状況です」というお言葉をもらう。2年への進級は無理か ><、とも思ったが、相当頑張って3回目のレポートは74点、ギリギリのところでクリア。

 入学当初は、同じ学費を払うのだから沢山授業を受けよう!と考えていたのだが、ほとんどの授業で毎回レポート提出必須で、一つでも授業を落とすと進級/修了できない仕組みなので、作戦変更。2年目は取りやすそうな授業を最低必要なだけ取ることする。面白そうな授業は、MBAを無事卒業してからリカレントプログラムという、MBA修了者が1科目22,200円で受けたい授業を受けられる仕組みをつかって受けさせてもらおう。

  先輩に聞くと、1年後期と2年前期が特にキツいらしい。油断は大敵だが、あと一年、頑張ろう!

本:ガラパゴス

  「震える牛」が面白かったので、同じ主人公が出てくる「ガラパゴス」を図書館で借りてきた。

 文章も読みやすく「震える牛」よりフィールドが広がったけど、わかりやすくて面白かった。最初、主人公の家の車が「ホンマのフィッタ」になっていて、あれ?前回はホンダのフィットだったのに?と思ったら、自動車メーカの暴露ものの内容もあったので、リアルな車名は減らしたっぽい。フロントエンジンの車よりミッドシップの方が動力性能が上とか、ハイブリッドのモーターの大型化で電気駆動時間を大幅に伸ばすとか??なところもあるが、「スーパーハイブリッド」の高速での燃費の悪さとか、異様に細いタイヤとかは初代プリウスについての指摘だろう。悪いメーカーとして出てくる「トクダ」、西新宿に本社があってスバルっぽいが、スバルはハイブリッド化がかなり遅れたし、最後の方で唯一のリアルに存在するメーカーとしてスバルの名前が出てくるので「トクダ」のモデルではないのは明らか。車好きとしてはこのあたりも楽しめた。

 話のメインは非正規労働者の悲惨な生活環境。最初の方では、そこまで悲惨にはならんだろうと思っていたが、読んでいるうちにだんだんリアリティが出てくる。まさに一度道を踏み外すと戻るのは困難な状況。自分も油断するとそっちに行きかねない。気を付けよう。

 あと、タイトルのガラパゴスは日本で売れている乗用車の半分はほぼ日本専用車(軽自動車を含む)というのもあるらしい。それは事実なのだけど、日本で生産された乗用車の約半分は輸出されているし、海外生産台数は国内生産台数の約2倍なことを考えると的外れな気がする。ちょっと詰めが甘い。

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読了まで初日7時間、二日目3時間。まともな生活が出来なくなるから相場英雄は暫く絶とう ><

月曜日, 3月 01, 2021

本:震える牛

 「Exit」「不発弾」「デフォルト」と続いた相場英雄4冊目。MBAが春休みになって時間があるので、読書量が増えた。いや、やることはいっぱいあるのだが。

  デフォルトのように軽すぎず、ノースライトのように重すぎず、バランスの良いミステリ―。大手流通業者創業家出身の国務大臣とか、かなりヤバい食肉加工業者の内部告発がなかなか表にでないとか、いろいろとリアリティがあって、現実にありそうな話に感じさせる。警察の内部事情も、ハコヅメを読んでいるせいでよくわかる。

  もう少し重ための方が好きだけど、面白い本でした。

日曜日, 2月 28, 2021

本:ノースライト

 テレビで前後編でドラマ化されたんだけど、そのうちの前編だけを見て後編を見逃していたので、図書館に予約して、順番が回ってきて、MBAの春休みで時間があったので読んだ。

 作者の横山秀夫のデビュー作「陰の季節」 は、たまたま文芸春秋に掲載されたのを読んだことを覚えていたので、それほどハズレはないだろうと思っていた。読み始めると、推理小説というよりは普通の小説っぽい感じがして、読み切るのがキツイか?と思ったが、気が付けば寝る間も惜しんで読了。ミステリー要素よりも、バブルに振り回された男の再生の物語という感じが強いが、面白かった。

 あと、ブラタモリの熱海の回で取り上げられた建物がでてきて、妙にリアリティを感じたりした。

 雑誌連載が2005-2006年にかけてなのだが、単行本化は2019年。10年以上かかっている。確かに、面白くするのは難しい話だと思う。ただ、発行は2019/2/28で手元の本は3刷2019/3/16。横山秀夫ってエンターテイナーだ。

土曜日, 2月 27, 2021

タイタン・シネマライブを見てきた

  諸般の事情で、今日、土曜日17:30から開始になった、タイタンシネマライブを見てきた。

  • 田中、無事、復活。だけど、なんか老けたなぁ...
  • 太田の髪の毛の色が黒ではなくこげ茶に
  • 二つ合わせて、爆笑問題のルックスを年相応に見えるように方針転換か?
  • 人を殺すネタが二つもあった。過激だ...
  • そのあとラス前のBOOMER&プリンプリン、過激なネタの箸休めに、あの、いつもの、くだらないネタは必要なのかもしれない

火曜日, 2月 23, 2021

本:デフォルト〔債務不履行〕

  同じ作者の「弾不発」「Exit」が面白かったので、デビュー作を図書館から借りてきた。
 
 人間関係というか、キャラ設定にもっと深みが欲しいとは思ったが、そこはこの本のメインではないので仕方ない。
 
 最初の1/4ぐらいまでは、いまいち面白くなく、最後まで読み切れるか?と思ったが、そこから面白くなって4-5時間で一気読み。
 
 ちょっと強引なところもあるが、楽しめた。つぎにこの作者のどの本を読もうか、選ぶのが楽しみ。

本:鹿の王 水底の橋

  上橋菜穂子の最新長編。数ヶ月前に図書館から回ってきたのだが、その時は忙しくて読めずに返した。その時はかなり待ったのだが、2回目はそれほど待たずに回ってきた。
 
 鹿の王の続編なのだが、立ち回りはないし、超常現象は無いし、国と国との争いも無いしでちょっと物足りない。ハードカバーで400ページ以上あるけど、長めの中編という感じ。
 
 謎解きがメインで、上橋作品にしては関係する登場人物が少なくて物語の見通しが良く、一気読みするほど面白かったけど、上橋菜穂子作品に期待した分には物足りなかった。
 
 最後の最後に大どんでん返しがあって、してやられたと思った。
 
 もう一荒れありそうなラストだったので、鹿の王の次作に期待。

金曜日, 2月 05, 2021

本:不発弾

  去年の春、小樽商科大学のビジネススクールに入学した。それもあってビジネス系の記事をネットで読むことが増えたので、日経ビジネス電子版の有料会員になった。そんなわけで日経ビジネスのサイトを見ているうちに、去年の連載小説「Exit」を見つけた。見つけたが最後、いつもの調子で7-8時間かけて、一気読みしてしまった。暇じゃないのに...。
 で、そのExitの単行本が出るということでネットの記事が出たのだが、それを読むと、Exit には前日譚があり、Exit の主要登場人物が主役とか。ということで「不発弾」を図書館に予約、順番待ちもなく回ってきた。今回は流石に理性が働いて二日に分けて読了。
 
 Exit も面白かったが、これも面白かった。自分は主人公より4-5歳若いぐらいなので、作中に出てきた金融機関の破綻とかもリアルタイムで見てきたので、古い記憶を探りながら、あの裏側こうなっていたのか、的なものがわかって面白かった。登場人物の一人が、明らかに現実の人物をモデルにしているのだが、最初、全く気が付かなかった。物語の途中で機を見るに敏なその人物が新しい事業に乗り出すところで、モデルとなった人物がわかった。自分は、そのモデルになった人物と同年代で、その人が大手の外資系金融機関のパートナーのポジションを捨てて始めた事業のユーザーでもある。クリーンなイメージがある人だったのだが、考えてみれば若くして外資系金融機関のパートナーになったということは、それ相応の実績を上げたということで、行いのすべてが清く正しいとは言い切れまい。この小説、「塀の上を歩く危ない仕事」ではなく「時間がたてば塀の内側になる仕事」そして、それゆえに、その過渡期を超えるために必要な仕事について書かれている。
 
 なかなか面白い小説だった。金融系の合法と非合法の際どいところを描くという意味では、橘玲の初期の長編を思い出したが、こちらの方がずっとリアリティがある。時間ができたら、この作者の別な小説も読みたい。

本:ホテルローヤル

  この間、テレビをぼーと見ていたら、北海道出身の直木賞作家のインタビューを流していた。受賞作が映画化されたから、ということらしい。その受賞作は釧路のさびれたモーテルにまつわる人間模様を描いたものとか。へー、釧路のさびれたモーテル。面白そうじゃん。ということで図書館に「ホテルローヤル」の予約を入れたら、順番待ちもなく、すぐに借りられた。
 
 短編の連作集で、1話目は設定が無理過ぎてちょっと微妙な感じ。2話目もかなり無理のある設定だが、3話4話と読み進めるうちに何となくわかってきた。これは、自分が今いるのとは違う世界の話。母の実家が道南の港町で、子供の頃、お盆に親戚があつまると、大人たちの噂話にこの小説のネタになりそうな話がいくつもあった。それを思い出すと、急にリアリティのある話に思えてきた。
 
 今の生活がそこそこ幸せと思えてきた。はめをはずさずに、大事に生きよう。

木曜日, 1月 07, 2021

持続化給付金を申請した

 去年忙しくて申請できず、年があけたら申請しようと思っていたのだが、調べると期限が 1/15 だったので焦って申請した。

 早く振り込まれないかなぁ...