イギリスの EU 離脱関連の Web サイトを見ていて見つけた本だと思う。図書館に予約をいれて回ってきたの読んでみた。
「はじめに」で「ドイツのギムナジウム」という言葉がでてくる。前後の文章から小学校あたりかな?と思ったが説明はない。第一章にも。「多くのギムナジウムで国語の教材として使われている。」と出てくるが説明はない。
Wikipedia によれば、ヨーロッパの中等教育機関、とのこと。
岩波新書ならともかく、PHP新書でなんの説明もなくこんな言葉を使うって、著者はどんな人?と巻末の略歴を読むと、音楽系の大学を卒業して、海外暮らしの著書多数で拓殖大学日本文化研究所客員教授ということで正体不明。
こういう人に「明治維新は階級闘争ではなかった」とか「日本には古来より、実は自然発生的な民主主義があった」とかいわれても(第一章)信用できない。
いまヨーロッパで起きていることを中心に語られているのだが、ニュースでちらほら聞こえてくる事実関係はともかく、民主主義の歴史とか、難民問題の歴史的背景とかを語られてもイマイチ信用できない。
ヨーロッパの状況は何となくわかったけど、なんかすっきりしない、読んだ時間が損した気分になる本。
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