金曜日, 8月 30, 2024

レビュー:ARROWS Tab Q736/M

 今年に入って5月に Let's note CF-XZ6、6月にVersaPro タイプVS VKT12/SG-5と中古PCを買ったのだが、またつまらんモノを買ってしまった。ARROWS Tab Q736/M。買った理由は、IGZO 液晶を見てみたい、ワコム製2048階調感知のペンを使ってみたい、防水タブレットが欲しかった、というところ。これがペン、キーボード・ドッキングステーション付きで11,800円(+送料640円)で買えるとの情報をディリーガジェットで得て、ついポチってしまった。

 スペックはCPUはi5-6300U、ディスプレイは13.3インチ1920x1080、メモリが4Gなのが残念だがSSDは256G、指紋センサー付き。OS は Win10Pro。

 届いて現物を見ると、まず、重い。実測値で本体1050g、キーボード・ドッキングステーション910gで二つ合わせると2kg近い。15インチクラスの普通のノートPCの重さであり、気軽に持ってあるくのはちょっとキツい。ただ、VKT12/SG5 のお上品さとは違って、本体の裏側は傷が残りにくい樹脂製でヘビーデューティー感がある。キーボードは横19mm、縦18.5mmぐらいで小さなキーはなく、不自然な配置もない。軽さを捨てたせいか頑丈そうでモバイルPCのキーボードにありがちな華奢な感じが全くなく非常に打ちやすい。

 液晶はグレアのはずなのだが、樹脂製でガラスのように光をキラキラ反射しなくて見やすい。IGZO 液晶は「のっぺり」という感じでギラギラ感がなく目に優しい。静止画は非常にきれいに映すのだが、動画は「のっぺり」感があだとなって今ひとつ。スピーカーは二つあってステレオ、VKT12/SG5 よりはマシだが4スピーカーのタブレットには低音が負ける。

 防水については、ちょっと使うのがしんどそう。理由は通気口がついているから。VKT12/SG5は通気口が無かったのでこの手のタブレットには通気口が無いのかと思っていたが違った。取説によれば水に濡らした後は四辺に向けて10回振って水を切る必要がある。かなり面倒くさいし通気口の中のヒートシンクが詰まる可能性を考えるとちょっと使う気にならない。

 ペンはまだ使っていない。

 意外なのはメモリが4Gなのに動作が非常に軽いこと。以前 Celeron + 4G と Windows10 の組み合わせで使ったときは動作が重く、メモリ増設でまともに使えるようになったのだが、今回は動画を再生しながらブログを書き、時々 Web で探し物をするぐらいは全く重さを感じない。このマシンはメモリ増設ができないので我慢しながら使わなくてはならないかと思っていたのでうれしい誤算。

 電源スイッチを押すと短い時間振動するのだが、これもありがたい。たいていのノートPCは、電源スイッチを押してもしばらくなんの反応もないので電源スイッチを無駄に長押しすることが少なくないのだが、押した瞬間に振動するので安心して指を離せる。また、起動時間が速い。測ってはいないが i5-7300U の R73/H,CF-XZ6 より速い気がする。これも地味にありがたい。

 ディスプレイが見やすく、キーボードは打ちやすく、起動も速い。家で使うサブマシンはQ736/Mが本命か?


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