日曜日, 2月 28, 2021

本:ノースライト

 テレビで前後編でドラマ化されたんだけど、そのうちの前編だけを見て後編を見逃していたので、図書館に予約して、順番が回ってきて、MBAの春休みで時間があったので読んだ。

 作者の横山秀夫のデビュー作「陰の季節」 は、たまたま文芸春秋に掲載されたのを読んだことを覚えていたので、それほどハズレはないだろうと思っていた。読み始めると、推理小説というよりは普通の小説っぽい感じがして、読み切るのがキツイか?と思ったが、気が付けば寝る間も惜しんで読了。ミステリー要素よりも、バブルに振り回された男の再生の物語という感じが強いが、面白かった。

 あと、ブラタモリの熱海の回で取り上げられた建物がでてきて、妙にリアリティを感じたりした。

 雑誌連載が2005-2006年にかけてなのだが、単行本化は2019年。10年以上かかっている。確かに、面白くするのは難しい話だと思う。ただ、発行は2019/2/28で手元の本は3刷2019/3/16。横山秀夫ってエンターテイナーだ。

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