土曜日, 3月 20, 2021

本:「地球温暖化」の不都合な真実

 だいぶ前に読んだ本の影響で「二酸化炭素による地球温暖化」は出鱈目だと思っているので、それ系の本を図書館から借りてきて読んだ。

 本書では地球温暖化に対する脅威派と懐疑派に分けて、懐疑派の立場で「二酸化炭素による地球温暖化」を攻撃している。 著者は長らく地球温暖化に対して懐疑派の立場でマスコミに身を起き、連邦議会のスタッフとして働いたこともあるそうな。

 内容は、基本的に脅威派の主張を述べた後に、そのバカバカしさをあげつらい、否定する根拠を列挙する形になっている。そしてそれぞれの内容は出典が注釈で示されるのだが、その注釈の数が1000を超えるそうだ。その注釈リストは日本語版では出版社のサイトで PDF ファイルとして公開されているが、これだけで143ページもある。力作である。

 この本の内容が正しければ、 「二酸化炭素による地球温暖化」は全くの出鱈目ということになる。グリーンピースの共同設立者の一人や元 IPCC 報告書の責任執筆者、その他の脅威派の大物が懐疑派に寝返ったなどと書いてある。注釈で出典を確認はしていないが、そんなすぐにばれる嘘が書いてあるとは思えない。多分、この本に書いてあることは本当だろう。だとすると、「二酸化炭素による地球温暖化」とか「温暖化ガスの影響による気候変動」は全くの出鱈目ということになる。その出鱈目の目的の一つに世界統一政府の実現というのもあるらしい。確かに「気候変動対策」というお題目がつけば、世界中の国々に圧力をかけられる。実際そういう傾向が見えているから、ちょっと怖い。

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 懐疑派のトランプが大統領になれたことを考えると、アメリカでは懐疑派・脅威派が拮抗しているのだろう。 日本は脅威派一色だが、もう少し理論的に考える人が増えて、少なくとも拮抗ぐらいになってほしい。そうすれば、温暖化対策に使われているお金がもっと有意義に使われて、景気も良くなり、世の中ももっと良くなると思うのだが。

 この本、2019年6月25日第1版第1刷発行で、手元の本は2020年1月31日発行の第1版第4刷。そこそこ売れているっポイ。 東京卸売市場の築地から豊洲への移転騒ぎやら、新型コロナの今までの流れを見ればテレビをはじめとするマスコミの情報や「科学的に正しい」ことがどれだけあやふやかわかってきた人も多いはず。

 状況が変わってくれることを祈ろう。

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