水曜日, 7月 10, 2024

本:流れ行く者

  近所の図書館に予約した本を受け取りに行ったついでに、上橋奈緒子の並んでいる書棚を眺めてなにかないかと探していると、守り人シリーズの短編集で読んでないのを見つけた。守り人シリーズは短編・外伝を含めて全部読んだはずなのだが、最初の短編の冒頭を読んでも全く内容に記憶がない。これはラッキーと借りてきた。

 最初の話は「浮き籾」。11歳のタンダが主役で、近くの山の中のトロガイの家に住む13歳のバルサが出てくる。暮らしの役にたたないことが好きで、かつ得意で、まぁ、今でいうところの生きにくいオタクなのだが、リア充爆発しろ!と言いたくなる話なところがファンタジー。
 
 二つ目は「ラフラ<賭事師>」、これは読んだ記憶がある。なんでああいうラストになったのか、今回読み直してみても何となくスッキリしない。三つ目は「流れ行く者」、これも昔読んだ。ジグロの病は血液感染による肝炎なんだよ。四つ目は「流れ行く者」、これも読んだことがある。このエピソードは綾瀬はるか版のドラマにもしっかり入っていた。五つ目は、ほんの数ページの「寒のふるまい」。
 
 ん-、最初と最後の話以外は読んだ記憶があるから、この本、以前に読んだことがあるはず、なんだけど、最初の話だけ全然覚えていなかった。まぁ、インパクトも無いし他とほとんど関係のない話だから記憶に残らなかったのだろうか?
 
 なんだか、久しぶりに良質なファンタジーを読んだ気がする。最近はタブレットのアプリでなろう系の異世界マンガの無料枠ばっかり読んでるんだけど、そこそこのレベルが多くて良作は少ない。
 
 久しぶりに守り人シリーズを読み返してみようか。市の図書館にたっぷり蔵書があるので、あまり待たなくても済むし。

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