水曜日, 4月 13, 2022

書評:鳴かずのカッコウ

  Twitter の TL を眺めていたら、作者の方が「冒頭、ウクライナがでてきますよ」と書かれていたので、図書館で借りて読んでみた。

 主人公は公安調査庁職員。この間終わった相棒 Season20の最終回で冠城亘が移動した先。よくわからないが、日本のスパイ組織(?)みたいなところらしい。そしてこの主人公、この職場を選んだ理由が、安定して給料が他の公務員と比べて多少良いから、という「ハコヅメ」の川合のようなこだわりの無さ。さすがに、映像型の記憶力が素晴らしいという特徴はあるがマンガオタクということでそれも相殺されそう。

 ただ、内容は地味ながら非常に現実的で、拳銃でドンパチも派手なカーアクションも無いが、普通のこの手の小説よりもむしろリアリティを感じる。サブタイトルの「An Offbeat Spy Novel」に偽りなし。文章も丁寧に書かれているし、冒頭のでっかい伏線が一つ回収されていないので、続編に期待。

 作者は元NHKの職員で、だいぶ昔に TV で見た記憶がある。そうか、あの人、今、こんな本を書いてるんだ。

 


土曜日, 3月 26, 2022

マンガ:別式

  たまたま早く寝たら、夜中の2時過ぎに目が覚めて、タブレットでコミックDAYSを開いたら、一日限定無料公開だったのでちょっと開いてみた。時代小説は好きなのだが、絵が3-4頭身系で、これで時代モノはどうかなぁと思ったが、読み始めるとなかなか面白い。セリフが完全に現在の言葉でアニメやマンガのネタもちょくちょく出てきて、うーんとも思ったが、中途半端に時代がかった台詞回しにするよりも潔い。
 途中、筋が理解できないところもあったが、勢いで単行本5巻分、明け方までかかって全部読み切った。まぁ、時代小説を読んでいても筋が理解できないことはままある(笑
 
 主人公の名前は佐々木類。ポニテの女剣術使いで、自分より強い男が現れれば誰とでも結婚する、というあたりは剣客商売の佐々木三冬のオマージュか?まぁ、この部分の設定以外は全く似ていないのだけれど。
 
 あとから見返すと、この絵は白土三平のサスケに似てるかも?
 
 続編は無理な終わり方だったけど、この人の時代劇マンガはもっと読みたい。ただ、コミックDAYSにあるほかのマンガを見た限りでは、出てくる可能性は低そう...

金曜日, 3月 25, 2022

書評:デルタの羊

  どこで見たのか忘れたが、アニメ化の苦労話ということで、図書館から借りてきた。

 冒頭の10数ページ、ファンタージ小説の一部のような内容で、なんだこれは?と思っていたら、続いて、このファンタージ―小説をアニメ化するための裏方の苦労話の途中から始まり、最初の章はそのアニメ化が声優の四股スキャンダルで中止に追い込まれるところで終わる。次の章はどうやら前の章の内容をアニメ化する話の途中のようだが何かがおかしい...。
 
 これと言って派手な要素は無いのだが、情景描写も心理描写も上手い。上手な文章で読ませる。久しぶりに上手い小説を読んだ。アニメの作り方も詳しくわかる。単行本400ページちょっとを二日で読み切った。暇でもないのだが...。
 
 この本を読んで、自分は「アニメ好き」ではなく、「押井守のアニメが好き」ということが分かった。

水曜日, 3月 23, 2022

MBAホルダーになりました

 2年前に、小樽商科大学大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻に入学し、なんとか終了し、今日、学位記を受け取った。

多量のレポートに苦しみ、提出期限が09:00ぐらいのものが多く、ギリギリまで粘って作成していたため、すっかり昼夜逆転の生活になってしまった。

そのせいか、視力は落ちたし、白髪は増えたし、だいぶ苦労したが、単位を落とすこともなく2年間で無事修了できた。

コロナのせいで授業はほとんどオンライン、プライベートでもどこにも出かけなかったせいもあって、思い返すとあっという間の2年間だった。

 技術者として直接役に立つものもあったが(原価計算とか)、自営業者として仕事を回す方に役立てたい。

 とりあえず、公私ともにたまった仕事をこなしていこう!


 

木曜日, 12月 09, 2021

選手交代:炊飯器

右が新しい炊飯器
 そうとう昔、結構奮発して5万円弱ぐらいの炊飯器を買った。当時、10万円程度の炊飯器が発売される直前で、量販店の店頭では一番高いタイプだった。象印の NP-HS10 という圧力IH炊飯器で、それまで使っていたものより相当おいしかった。どの程度おいしいかというと、外食すると、半分ぐらいの店がこの炊飯器で炊いたご飯よりおいしくないぐらい。

 それが、今年の夏ぐらいからごはんの味が今一になった。いままで一粒ごとに綺麗に俵型に膨らんでいたのが、膨らんでいない。ごはんを炊くときに注意していると、いままで聞こえていた「カン」という音が聞こえなくなった。この音は圧力を調整する機構が動く時の音らしい。圧力炊飯器の圧力が調整できなくなってしまってはどうしようもない。他の機能に特に異常はないので、ソレノイドのドライバーが壊れただけなら、トランジスタ一つ交換すれば治りそうな気もするが、動作チェックのたびにコメを炊かなくてはならないというのが面倒くさい w。新しいのを買うことにした。

 調べてみると今まで使っていた炊飯器は2005年9月上旬発売で、同じものは流石に販売されていなかった(定価で43,000円だった、5万円弱は盛りすぎか)。同程度のものを探して9月11日に NP-BK10-BA というのを amazon で23,174円で購入。これより安いのも高いのもあったのだが、古いのが当時の高級機で多機能だったため、同等以上の機能を持つもので一番安いのということでこれに決まった。

 ごはんはふっくら炊けたが、初めの2-3回は前より味が落ちた気がした。しかし、そのあとはあまり気にならなくなったので、気のせいだったのか?新しいのは炊き始めに「カンカン」と二度音がして壊れるすぐわかるようになっていた。

 新しいのは古いのよりも機能が多いのだが、まだほとんど試していない。

 

日曜日, 11月 28, 2021

ストーブ修理

ストーブの素人修理は火災の発生の原因となり得ます。やる人は自己責任で!

  ここのところ寒くなってきてストーブを使っているのだが、一昨日の夜、突然消えた。再度点火しても、灯油のにおいがするだけで火が付かない。もう十年以上使っているストーブだし、もう寿命か?と思ったが、だいぶ前にも同じよう事があったことを思い出した。

 そういえば、最近ストーブの火が大きくならないことがあったので、燃焼筒への灯油の出口が詰まったのだろうとあたりを付けた。まずは燃焼筒の上を開け、火をつけた割りばしを入れて燃焼筒にたまった灯油を燃やす。そのあとストーブ下のカバーを外し、燃焼筒に刺さった注ぎ口から灯油を注ぎ込むパイプを外して、注ぎ口に3mmのドリルの刃を入れると、途中でなにかぶつかっる。少し抉ってからドリルを引き抜くとカーボンで真っ黒。ドリル刃を手で回してカーボンを取り除こうとしたのだが、全く削れる気配がない。直径4mmの先のとがった丸ヤスリを穴に入れて回転させると引っかかる。引っかかったまま引き抜くと少しずつカーボンが取れてきた。何度か繰り返すうちに貫通したので、今度は4mmx2mmぐらいの平ヤスリに取り換えて繰り返す。大体カーボンが無くなったと思えたところで終了。パイプを取り付けカバーを戻すところまで30分。

 電源ONでテストしてみたが火が付かない ><。点火ヒータが赤くなっているのは見えたし、灯油の臭いもしている。突き崩したカーボンが燃焼室に残って、灯油がヒーターまで届くのを邪魔したか?夜も遅かったので、とりあえず割りばしで手動点火。翌朝、普通に点火したら無事に火が付いた。昨晩のうちに邪魔をしたカーボンは燃え尽きたか?

 それから丸一日以上たって、暑くなって消火、寒くなって点火を何度か繰り返しているが特に問題はない。

 前回は燃焼筒側の穴の大きさがわからなかったのでおっかなびっくりだったが、今回はあらかじめ穴のサイズがわかっていたので早い段階からとがった丸ヤスリで攻められたので割と短時間で終わった。

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以前の記事のリンク先が404だった。インターネット上の情報は、割とすぐなくなる。

 


 

水曜日, 11月 03, 2021

本:邦人奪回―自衛隊特殊部隊が動くとき

 どこで知ったか忘れたが、前から気になっていた本。図書館に予約を入れてしばらくして回ってきた。

  なかなか面白かった。文章は淡々と書かれているのだが、戦闘シーンなどは妙にリアル。最後には気が付いていなかった伏線まで回収して、思わぬオチまである。日本語も素直で読みやすく、4-5時間で一気読み。

 作者の履歴を見ると、元自衛官で自衛隊の特殊部隊の創設に携わったそうだ。42歳で退官して、「後にフィリピンのミンダナオ島で自らの技術を磨き直し、現在は各国の警察、軍隊への指導で世界を巡る」だそうだ。これって、リアルジェド豪士?

 惜しむらくは淡々としすぎていること。この手の小説を書いているプロの小説家にこのプロットで書かせれば上下2巻の大作に仕上げるだろう。マンガは原作+作画とか原作+構成+作画みたいな組み合わせが珍しくないのだが、小説もそんな感じでできないのだろうか。