水曜日, 3月 14, 2018

本:誰も語らなかったジブリを語ろ

 どこで見つけたかは忘れたが、押井守がジブリを語るということで図書館から借りてきた。押井守の本を読むのは二冊目
 
 映画にはほとんど興味はないが、子供のころはそれなりにアニメは見たし、年代的にカリオストロの城とかナウシカ、魔女の宅急便ぐらいまでは大好き。ただ、それ以外のジブリ作品はあまり面白いと感じないというか見たいとも思わないのだが、その理由が、この本を読んでよくわかった。
 
 宮崎駿の映画はディテールの凄さが命で、宮崎自身は脚本の才能が無く、客観性ゼロだそうだ(pp.36-37)。なるほど、確かに。自分は紅の豚を見て、ストーリーらしいストーリーが無くて、それ以降の宮崎アニメにすっかり興味を失ってしまった。
 
 宮崎アニメ以外のジブリ作品もすべて解説しているが、観たい思えるものはなかった w。
 
 あと、押井守は博識で口が悪いということが判った ww
 
 それと、対談形式になっているのだが対談相手の生年がないのが不親切。年代がわからないので、対談相手のリアクションが今一つピンとこない。ちょっともったいない。

本:神の守り人、来訪編・帰還編

 守り人シリーズ四作目が面白かったので、五作目を、間を置かずに近所の図書館の蔵書を借りてきた。

 これはちょっと読むのがキツかった。同じモノでも立場が違えば違って見えるということを丁寧に書き綴っているのだが、丁寧すぎてかなり分量があり、ドラマであらすじを知っていなかったらついていけないぐらい。
 
 小学生だと読み切れなかったんじゃないだろうか、これ?

本:虚空の旅人

 守り人シリーズ、三作目からしばらく置いて四作目。近所の図書館の蔵書を借りてきた。

 タンダが皇太子として隣の国の新王即位の儀式に招かれて、そこで起きたいろいろな話。国レベルの駆け引きがリアルに感じられてなかなか面白い。ジャンルは全然違うが、剣客商売の特別長編を思い出した。

 しかし、これも小学生に読ませていいものか?と思う。