日曜日, 10月 22, 2023

本:神奈川県警「ヲタク」担当 細川春菜3 夕映えの殺意

 神奈川県警「ヲタク」担当 細川春菜シリーズ3冊目。図書館に予約したら、ほどなくまわってきた。

 今回の事件は細川春菜が今の部署に4月に異動になって、その直後のゴールデンウイーク最終日の事件。若手新米美人刑事がでてきて、シリーズ三作目にしてキャラ追加か?と思ったら、かなり早い段階からフラグが立つ(「フラグが立つ」の使い方が最近ようやくわかってきた)。最初の現場確認で同じ部署の同僚が謎解きをするのは前回と同じ。操作協力員のヲタクが蘊蓄を傾けるのを聞きながら謎解きが進んで行くのはいつものパターン。

 前作で地形が重要な要素だったので、今回はタブレットで google map のストリートビューを見ながら読み進む。神奈川県って、思ってたより広かった。聖地巡礼というのは知っていたし、自分でもマンガを読んでいて気になったところに行ったり google map で調べたりしたことはあるが、この世界も奥が相当深いことが読んでいてわかった。自分も気に入った物語(小説・マンガ・アニメ)の聖地に行くことはあるが、聖地だから行くとか、聖地があるから物語を読む・見るというのはちょっと考えられない。世の中、いろんな趣味があるもんだ。

 アリバイ崩しはなかなかのものだったが、殺害方法にちょっと難ありかなぁ。あと、バイクの音は、夜の住宅街では結構響くんだけど。