火曜日, 4月 28, 2015

本:「ゼロリスク社会」の罠

 原発反対、牛乳は危険という自分の考えが、理論的に間違っていないか確認するために図書館から借りてきた。
 
 科学的な確率論とか心理学・社会的なバイアスについて詳しく書かれた本。
 復習になった部分も多いし、新しく知った部分もあった。
 
 ただ、科学が間違うことについての可能性というかリスクは考慮されていなかったと思う。
 

 最近で言うと、コレステロールの摂取基準の撤廃
 いままでは、食品からコレステロールをたくさん取ると血液中のコレステロール値が上がる。だから、コレステロールの高いひとは、コレステロールに気をつけた食事を取りましょう、といわれていた。
 これが誤りだった。
 
 こんな例はいくらでも出てくる。全体から見れば少ない数だろうが、運悪くそんなものに当たって被害を受けてはたまったものではない。
 
 よって、自分の考えは変らない。「今の時点で」科学的・確率的に正しいからといって、鵜呑みにするわけにはいかない。

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