木曜日, 9月 28, 2017

本:だまされないための「韓国」 あの国を理解する「困難」と「重み」

 久しぶりに韓国の本を図書館から借りてきた。韓国を研究している50代と40代の日本人政治学者が、中国を相手にしている30代の日本人ノンフィクションライターの仕切りで韓国を語る形の本。

 朴槿恵大統領の弾劾・罷免や慰安婦問題などの最近のわかりやすい話題から韓国の仕組みについて、イデオロギー的な偏りなしに切り込んでいく。
 
 結局、本書のまとめとしては
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例えば「カンボジアとは歴史認識問題が異なるので付き合わない」だとか、「サウジアラビアとは基本的価値を共有していない」などとは誰も言いませんよね。韓国についても同じで、アジアの国のひとつとして一歩引いて付き合っていけばいいと思っています。(pp231)
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ということ。

 お隣の国で姿かたちがそっくりだから勘違いしやすいが、言葉も違う全然別な国。先入観は抜きで、「外国」として見ていこう。

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