水曜日, 9月 12, 2018

被災記 - 3 2018-09-07

2018-09-07 起床後

 10:20 起床。眠っている最中も大きな余震が結構あり、あまりよく眠れなかった。停電は復旧せず。水・ガスともに正常。普通にトイレで小便をして、ガスレンジでお湯を沸かしてインスタントのデカフェを飲む。ここまではいつもの生活。
 冷凍室を確認すると、温度は冷蔵程度。思いっ切って肉類を片付けることにした。豚ロース(アメリカ産)薄切り200g、シャウエッセン1袋、コンビニで買ったサラダチキン一つ、玉ねぎ一つをホールトマト一缶で煮込む。普段はまずやらない肉の多さ。ごはんは久しぶりにガスで炊いた(ちょっと固かった)。食事が終わって落ち着いたところで、鍋いっぱいの煮込み料理を保存する冷蔵庫が使えないこと気付く。まぁ、今の時期なら常温でも一日ぐらいは大丈夫だろう。

 午後は台所に溜まった洗い物を片付けた後、部屋の片づけをしたが全くはかどらず。天気が悪く部屋の中が暗く本も読めず。いつの間にか au がネットがつながらなくなっていた(電波は来ていたのだが)。

 天気が悪いせいか17時前には暗くなってきたので昼の残りと、さすがにもう限界だった冷凍室の冷凍枝豆(400g)で夕食を済ませる。ゲゲゲの鬼太郎の再放送が終わる 18:00 頃には部屋の中は真っ暗。
 
 ラジオでは、昼前に全道の半数で停電から復旧したとのニュースがあり、SNS を見ていると札幌市内各所で停電から復旧していているのだが、我が家は日が暮れてもとうとう復旧せず。時間が早いのでまだ眠れず、真っ暗いなかスマホで sns を見ながら過ごす。
 
 インターホンが普段と違う妙な音でなったのと同時に部屋に明かりが灯ったのが 19:30。やっと電気が来た!! 使っていない部屋の明かりを消し、使っていたスマホとモバイルバッテリーを充電してからテレビのスイッチを入れ情報収集開始、ラジオメインではわからなかった被害状況が明らかに。厚真(震源地)、すごいことになってるなぁ。清田、酷い情況、前も流動化したことあったよなぁ。などなど。
 ただ、しばらく見ているうちに、震源地近くと札幌市の一部以外はほとんど地震の直接の被害がないことがわかる。けれど、それがわかるのは北海道民だけで、内地の人たちがこのニュースを見たら「北海道」が大変なことになってる!と思のだろう。そこまで考えて、他地域の災害報道も同じようなものかも知れない、と気が付いた。阪神・淡路とか今年の6月にあった大阪北部地震のような都市直下のものを除けば、テレビで報道される建物の被害の大きな地域は一部だけで、多くの人は断水・停電の被害だけなのかもしれない。だとすれば自分がいままで思っていた「被災地」の状況とはだいぶ違う。
 
 などと考えながら歯を磨いて 23:30 就寝。普段よりだいぶ早い。
 
(続く)

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