試写会のハガキが来たとき、正直行こうかどうか迷った。年取った男が二人、笑いながら座っていて、付いているコピーが「余命6ヶ月、一生分笑う。」
あらすじはなんとなく読めるし、綺麗なおねーちゃんが出てくるようにも思えないし、ミステリーでもサスペンスでも無さそうだ。テレビの洋画劇場で流していても見ないような映画なのだが...、最近街に出るのが億劫になってきているので、思い切って行ってきた。
20分ほど前に会場についたのだがほぼ満席。お客さんは老若男女の若い方が 25歳以上という感じ。スーツ姿の中年男性も結構いた。
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最初、快晴の下の雪山が画面一杯に広がる。カメラが進んでいくと男が1人登っていくのが見える。はて、余命六ヶ月の老人二人が主役だろう?なんで冬山を、それも1人で登っているんだ?
物語は大人の---本当の意味での大人のおとぎ話。出来すぎの偶然はある。ウイットの効いた毒舌の応酬、意外な伏線、笑えるところが沢山あって、気持ちよくだまされて、もしかしたら...、と思わせる元気な二人。
でも奇跡は起きない。それでもこれはハッピーエンドだろう。
冒頭の山登りの答えは最後にわかる。なぜああなったかを考えると...、またニヤリと出来る。
先が読めないし、読みたくないので時計を見るのを我慢した。
こういうのを「ちょっといい映画」というのだろう。
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