目次を見る限り、割とよくある自己啓発書と変わりないように見える。実際、本書の主成分は、他の自己啓発書とほとんど同じである。こういってしまうのも何だが、自己啓発書に限らず、ある分野に関して書かれた本というのはそんなものである。全く持って。雑誌ですら専門的なものは一年ぐらいで一周してしまう。
なので変化(成長、進歩、進化)のある分野を追うことになるのだが、それすら長いこと続けているとメタな共通項が見えてきて退屈になってくる。
しかし、自己啓発書ほど主成分が似通っており、それゆえ自己啓発書ほど「何が書いてあるか」ではなく「どう書いてあるか」が重要なジャンルというのもほとんどない。私が興味を持つのもそこだ、というよりそこしかない。自己啓発書は内容ではなくスタイルである。なるほど、ここの違いを楽しめるようになれば良いわけだ。
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