日々の徒然を

火曜日, 2月 08, 2011

本:亜玖夢博士のマインドサイエンス入門

 橘玲の小説。この人の場合は短めの長編(?)が好きなのだが、短編しか出ないのだからしょうがない。

 今回は前回の登場人物が狂言回しをやってくれるので話が早い。話の中心はタイトルにあるとおりマインドサイエンス -- 最近の脳科学や分子生物学、情報工学・科学が実現もしくは実現可能にしたものばかり、と著者は言うがかなり眉唾的なものも多い。コンピュータエンジニアとしては突っ込みどころが結構多いが、しかしこれは小説。融通無碍なところが面白い。

 圧巻は最終章。「スパイダーマン vs ドラえもん」を読んだときには人前にもかかわらず思わず噴出してしまったが、それまでに張ってきた荒唐無稽な伏線が一本になり草薙素子誕生前夜、人類を救うスカイネット、ターミネーター T1000 の進化系と一気呵成に突き進む。

 最初タイトルを見たとき「マインドサイエンス」を「マッドサイエンティスト」と空目してしまったのだが、あながち間違いではなかった。

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