火曜日, 5月 13, 2014

本:20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

  とあるモノづくりセミナーに行った。工業試験場から来た人が「ものづくりに行き詰ったら訪ねてきてください。いろいろなアドバイスができます。ニーズを見つけ出す色々な手法もあります」と話していて。
 「シーズをニーズに結び付ける手法はお持ちではないですか?」と質問したが、さすがにそんな都合のよいものは持っていなかった w。
 ただ、そのとき、隣に座っていた人が薦めてくれたのがこの本。「大きな書店には置いてあるよ」と言っていたが、図書館にあったので借りてみた。手元に来ると薄い、パラパラと読んでみると軽い内容の本だったので最後まで読んでみた。


 中身は良くある自己啓発本。「問題の大きさに関係なく、今ある資源を使って、それを解決する独創的な方法は常に存在する」とか「失敗は恐れるな」とか、「あきらめるな」とかが成功者たちの言葉や行動とともに語られる本。
 
 そういう意味で極ありふれた無責任な底の浅い自己啓発本なのだが、この本には「スタンフォード大学集中講義」という「箱書き」が付いている。

 なんだか、アメリカ、恐れるに足らず、という気になって来た。いや、アレだけの成功の影には想像以上に屍累々ということなのだろうか?
 
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 この本を薦めてくれた人は、「今までにない、新しいニーズを見つけ出す方法」と勘違いしたのかもしれないが、その方面でもほとんど中身がなく、手がかりも何もない本。
 
 久しぶりに気持ちよいぐらい能天気な自己啓発本を読んだ w

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