待ちに待った橘玲の新作。図書館に予約したら、意外と早くまわってきた。
面白かった。朝、図書館の大通カウンターで受け取り、昼休みに少し読んだ。面白かったので家に帰ってから読み始めたら、そのまま朝の4時前までかかって一気読み。
まぁ、翌日思い返してみると甘いところはいくつもある。人物描写も単調。エピソードも膨らませられるところはいくつもあったのに、かなり絞り込んである。
はっきり言って、この人は、素の小説を書く部分はあまりうまくないのだが、前の長編、永遠の旅行者でそれに気付いたのか、余分なところをバッサリ切り落としたようだ。
ただ、そうしてしまうと「極悪がんぼ」の海外出張版ぐらいの感じがしてしまう。
思い切って、この小説を原案にして、脚色家を別にたて、漫画にした方が面白くなりそうな気がする。
長編はあまり期待しないで、亜玖夢博士の次を待つか....
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