どこで見つけたか忘れたが、えらく景気のいいタイトルなので、図書館で借りてきた。
最初の円安についての章で、メリットだけについてかかれて、デメリットについて書かれていない。灯油やガソリンが値上がりすると農業機械の運用コストやハウス栽培の暖房コスト、また、物量コストのアップに直結し景気に悪影響を与えるのだが、その手の話は一切無し。
海外に移転した生産拠点が国内に戻る、などという話もあるが、大規模なものは、円高に反転したときのリスクヘッジを考えても戻ることはないだろう。
少し読み進むと、インフレにはならず、デフレは続くとある。その根拠の是非はともかく、デフレが続くということは円換算での賃金アップは望めず、その上円安で輸入品の価格が上がれば消費者にとっては実質賃下げ。
ちょっと考えればすぐわかる、これだけのネガティブな要素をまったく無視しているあたりで、斜め読みモードに変更。
著者が、韓国では一目おかれているような自慢話のあと、国際情勢の分析に入るが、中東情勢はアルカイダの話がでてこない。ヨーロッパの話もでてこない。
最初に結論があって、それに都合のよい 事実をつなぎ合わせた本と判断。半分ほど読んだところで読むのをやめた。
同じ著者の本を図書館に何冊か予約しているのだが、キャンセルしたほうが良いかもしれない....
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