だいぶ前に出た本で、気にはなっていたが読むきっかけがなかった本。近所の図書館の新書の棚で見つけたので借りてきた。
なかなかキツイ内容。以前サンフランシスコを旅行したことがあって、気候的にはなかなかよいところだ、こんなところに住んでみたい、と思っていたのだが、この本を読んで、どうしようか?とちょっと考えた。まぁ、向こうに住める可能性などほとんど無いのだが w
勝ち組と負け組み差がひどくて、負け組みに入り込む道が多過ぎる。そこそこ金があって、稼ぐだけのスキルがあり、健康であればどうということはないのだろうが、一つでも足りなくなるとアウト。
アメリカの状態は日本に数年遅れてやってくるといわれるが、今の日本は、まだ、マシなようだ。一般家庭に普通に調理器具があるおかげか、向こうよりは肥満は少なそうだし、日本でも健康保険を含む医療費の額が年収の10%を超える家庭は珍しくないが「高額療養費」制度のおかげで年単位で100万円以上取られることはない。
後半の「民営化された戦争」は、かなりぞっとする話だが、いったいだれが何のために金を出して、誰が儲けているのかがわからない。もう少し突っ込んで欲しかった。
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2008年の本だが、いまのアメリカはどうなっているのだろう。と、思ったら、続編、続々編が出てる。借りてみよう。
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どうでも良いが、本がずいぶんときれい。あまり読まれていないのだろうか?
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