水曜日, 6月 04, 2008

[本]今の国際情勢は - 「今のロシア」がわかる本

 この本、日経ビジネスの書評に出ていた。普段はこの書評、書評を読むだけで満足するのだが、今回本をかったのは、
  • いい意味でだまされた、とあった
     ロシアに興味は無いのだが、ロシアをネタにどう「いい意味で」だましてくれるのか?
  • 税別533円
     2000円以上の本を買ってつまらないとダメージが大きいが、この値段ならまぁなんとか
  • 三笠書房の知的生き方文庫
     ここって、メンタルヘルスとか自己啓発とかの本ばっかりじゃなかったっけ?
 いや、面白かった。たしかにタイトルに偽りあり。現在の国際的な地政学的な力関係をロシアを中心に解説した本。ソ連崩壊後、存在感の薄くなった感のあるロシアだが、いやいやどうして、冷戦時代以上に重要なポジションを掴もうとしている。近いうちにゴルゴ13のネタになりそうな話がゴロゴロ。

 「政局」なんかで騒いでる日本なんか全く太刀打ちできません。

 たくさん出てくる外人の名前、特にロシア人の名前が覚えにくくて混乱するが、それを差し引いても相当楽しめる。下手なサスペンス小説よりずっと面白い。

 

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