今、中国はいろんな意味で世界中から注目が集まっている。ので、テレビや雑誌で取り上げられることも多い。NHK スペシャルの激流中国シリーズなどは見るたびに驚かされる。
この本は、そういう突っ込んだ内容ではなく、どちらかといえば広く浅く「今の中国」について書かれた本である。浅くではあるが、知らなかった事実を色々と教えてくれる。
たとえば
- 銭湯は中国語では「お金のスープ」
日本の常識は通じそうで全然通じない - 半分近くの人が標準語を話せない
漢民族が人口の92%を占めるにのにもかかわらず。100万都市で同じ漢民族同士でも言葉が通じないそうだ - 1950年から1979年まで10年ごとに周辺諸国と戦争していた
60年以上戦争をしていない日本のような国もめずらしいと思うが... - にもかかわらず、現在中国と陸上で隣接している国で敵対関係になっている国は一つも存在しない
あの広い中国で、領土問題もほとんど解決したそうだ。それに比べて日本は...
結局中国については知っているようでほとんど知らないということが良くわかった。お値段 533円(税別)、浅い分だけすらすら読めるので損は無い。
中国のことがちょっとでも気になったらバックグラウンドを知るための取っ掛かりとしてお勧め。
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