最初に、安アパートの自分の部屋で死に、一週間後に発見された人について調べていく。官報の公告には所持品に預金通帳や住基カードの記載があるのに引取り人が見つからず「行旅死亡人」として葬られてしまう。カメラはその人のルーツを追っていくのだが、親戚が見つからない。
こういうのを見るとオイラの母親がよくいう「墓守のために子供を作れ」という気持ちがわからないでもない。
が、次に出てきたのは夫婦ともに息子に遺骨の引き取りを拒否され、借家の大家が頼んだ特殊清掃業者の手でその種の人たちを葬ってくれる寺宛てに、遺骨を宅急便で送られる夫婦。
その次は50代で熟年離婚して妻子と離れ、孤独死が怖くて定年退職直後から老人ホームで暮らす男性。
次は肉親が見つかっても遺体の引き取りを拒否され遺体を病院に献体された男性。
こういうのを見ると、家族がいてもなぁ、と思ってしまう。
オイラの場合、今ここで死ねば、発見されるのは早くても一週間後だが、親の墓には入れる。長生きすればするほど「無縁死」の可能性が高くなる。皮肉というかなんというか。
それも覚悟のうちだが、こうあからさまに見せられるとなんだかなぁ。
2 件のコメント:
y.taroさんの記事をみて、NHKオンデマンドで観ました。
僕には妻子がいますが、一歩間違えば無縁死の可能性は十分にあるな~と本当に心配になりました。
たけくんさん、こんにちは
私は弔いは死んだ人のためではなく、残された人のためにやるものだと思っているのですが、この番組を見ると考えが変わりそうです。
もっとも、「これから死ぬ人」もまだ死んではいないのですが (^^;
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