海堂尊の本ということで図書館にかなり前に予約を入れた本がようやく回ってきた。
はっきり言って詰まらん。最初の方は勢いで読ませるが、中盤、あまりに退屈で途中で止めようかと思った。真ん中を少し過ぎて予想通りの展開が見えてから少し面白くなったが、それにしても話が無理すぎ。
もともと情景描写や心理描写が細かくない人だったが、自分の畑の医療の世界を離れて、中途半端に SF というか物理の世界を書かれては全然感情移入できない。
桜宮サーガを全部抑えておきたいとか、
ナイチンゲールの沈黙のあの二人があのあとどうなったかを読みたいとか(オイラにとってはこれも期待はずれだが)でなければ無理に読む必要はないと思う。
これだけ読むと、海堂尊はもう駄目かとも思うが、今、週刊新潮で連載中の「ナニワモンスター」はなかなかいけてる。
この人は、医療の分野以外は気をつけたほうがよさそうだ。
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