土曜日, 4月 20, 2019

本:「地球温暖化」神話 終わりの始まり

 もう8年以上前に読んだ本で、地球温暖化説はかなり怪しいことが分かった。それからだいぶたったので、久しぶりにこの分野の情報をリフレッシュ、ということで図書館で借りてきた。まぁ、2012年の本なのでかなり内容は古いのだが。
 
 著者は「地球温暖化スキャンダル−2009年秋クライメートゲート事件の激震」の訳者で、スタンスは一緒。ただ、こちらのほうがより科学的な分析が詳しい気がする。要約すると


 「人類の活動によって生まれる二酸化炭素による地球温暖化」は幾つもある科学的な説の一つであり、確定しているわけではない。また、温暖化が人類に悪影響を与えるというのも仮説の一つにすぎない。そしてそれらはかなり分が悪い。

 ということ。さらに言えば、日本の二酸化炭素排出量は全世界の4%なので、そこから1割2割削減しても、温暖化にはほとんど何の影響も与えない。それなのに過去7年間にほぼ20兆円が使われた(pp ii)、これはあまりにも無駄、という話。
 
 世界的には懐疑的な調査・研究がいくつもされ、真に受ける人・機関・国は減っているそうなのだが、日本ではなぜかそうならない、と書いてある。ただ、この本が出版されてから7年たった現在は日本でもあまり話題にならない。漸く日本が世界に追いついたということか。
 
 この本に出てきたイギリスのドキュメント番組「地球温暖化詐欺」は、探したら 日本語字幕付きで youtube にあった!暴露本の「世界トップの気候科学者を装う不良少年:IPCC の素顔」は、残念ながら邦訳は出ていないようだ。ただ、Kindle 版だと 784円で買える。oxford bookwrom と同じぐらいの値段だし、挑戦してみるか...
 
 あと、著者は東大の文系の1-2年生に過去10年間、この本スタンスで地球温暖化についての講義をしてきたそうだ。ということは、東大出の官僚の一定数は、二酸化炭素による地球温暖化による環境破壊は、少なくとも科学的には盲目的に信じてよいものではないということはわかっているはずだ。官僚の立場では積極的には政策に影響は与えられないだろうが、全く影響しないわけがない。
 日本でも最近話題にならないのは、著者のおかげもあるのだろうか?
 
 そういえば、中央防災会議の作業部会というところが「現時点では科学的に確度の高い地震予測はできない」と報告したそうだ。総理大臣が「全電源喪失はありえない」といった福島第一原発は史上最悪の原発事故
 そろそろ「二酸化炭素による地球温暖化は問題ない」と認める日が来るのではなかろうか?
----
 ということで、この著者の新しい本も図書館に予約した。この本も新しい本も、予約なしですぐ借りられる。地球温暖化懐疑論に人気がないのか、温暖化自体にみんなの興味がなくなったのか...

0 件のコメント: