月曜日, 9月 21, 2020

本:天才を殺す凡人

  だいぶ前に著者の書いた紹介をネットで見かけて興味を持ち、図書館に予約を入れたのがだいぶたってから回ってきたので読んだ。

 この本によれば、天才の軸は「創造性」、秀才の軸は「再現性≒論理性」、凡人の軸は「共感性」で、空気が読めず再現性に乏しく、多くの人と違う視点で物事を見られて創造性のある自分は「天才」枠に入る。多少は論理性もあるので「エリートスーパーマン」に近いかもしれない...。まぁ、実態は熱しやすく冷めやすい、その上疲れやすい、あまり社会生活に向かない人間なのだが...。

  この本に書いてあることは別に間違っているとは思わないが、やる気というかモチベーションというか、そちらの軸への言及がない。また、人間の属性を三つに分けてしまうのはどうかと思ったが、最後の方ではみんなすべての属性を持っていて、その割合が違うだけだという話になる。解説を読むと、 属性を何十にもわけるやりかたがあるが、それでは属性を理解するのにエネルギーが必要で現場で使いにくいことから三つしたとのこと。なるほど。

 読みながら、あの人はこうだなぁとか、あの状況こうだったのかもとか思いだしながら興味深く読めた。

 この本によれば、どの属性の人間も、それぞれに使える武器があるそうだ。もう、若くはないが、平均余命はあと27年ほどある。自分に一番あった武器を見つけて使い方を鍛えよう。そして相手の属性を見つけて効果的に攻めていこう。



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