水曜日, 9月 30, 2020

本:精霊の木

 上橋菜穂子の処女作ということで、図書館から借りてきた。

 個人的にはちょっと残念な出来。上橋菜穂子の作品でなければ最後までは読み切れなかった。
 環境破壊で人類が地球に住めなくなって移住した惑星が、人間が普通に行動できる大気があって、人類と混血できる生命体がいたというだけでかなり無理があるのに、さらにパラレルワールドと超常現象まで組み合わされていて全く入り込めない。書き込みも甘くて、オリジナルが重版一回で絶版というのもわかる。また、漢字の使い方がなんだか変に思えた。子供向けにかなが多いのだが、使えそうな漢字を使ってなかったりして妙に気になった。

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