土曜日, 8月 18, 2007

自分は頭が良いと思っている人ほど嵌る

 15:00 過ぎ、少し昼寝をしようと思ったところで来客。お宅様の外壁をサイディング工事の施工事例として使わせていただきたい、ついては格安で工事をやらせていただきたい、とのこと。
 自宅外壁については、以前から気になっていていたので、つい話を聞いていしまう。「うち」は建材屋で良いサイディングを作ったが施工が難しく、現場ではなかなかうまく工事できない。施工事例としてお宅にきちんとした形で工事してそれを施工事例として使わせていただきたい。その代わりお値段は材料費+αぐらいでさせていただく。

 向こうが自社製品の優秀な点を話すと、こちらもにわか仕込みの知識で突っ込みを入れる。調子付いて一時間ほど話し込んでしまう。気持ちはすっかりその気になったが、合い見積もりはとらせていただきますと一旦お帰りいただき、いつもお世話になっている工務店の担当者に電話をかける。

 「みんなそう言うんですよ」。一通りこちらから説明したあとの第一声がこれ。とりあえずこの人からも同じ条件で来週見積もりをもらうことに。

 よく考えてみれば怪しいところはあった。熱心に説明していった「高品質のサイディング」は、インターネットで調べてみるとフツーのものとほとんど同じでちょっと違うのはフッ素コーディングしてあるぐらい。一番強調していた噛み合わせの部分も、そう特徴的なものではない模様。

 嘘はつかれていないし、契約してもそんなに損はないと思うが、飛び込み営業の相手に一週間で決める「モノ」でも金額でもない。

 頭を冷やそう。

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