水曜日, 11月 28, 2007

大西順子 in kitara at 2007/11/27

 こないだの上原ひろみのコンサートがピンとこなかったので、今日は大西順子のソロコンサートへ。

 地下鉄・中島公園の駅から kitra に向かう途中、またしても女性が多い。みたとこざっと7割。

 久しぶりに夜の kitara を見る。最初見たとき、ここまで豪華なものが必要か?と思ったが、札幌も人口 188万人になったんだからこれぐらいあっても良いかと思えてくる。入り口では無粋な持ち物検査はなし。いまどきの技術があれば、その気になればカバンの中身をちょっと調べるぐらいじゃ意味無いよ。

 ロビーでは、CD の即売会。net に入手困難なものが多いと書かれていたが、全部有るみたいだ。なんだ。amazon か HMV で安く買おう。

 ステージにはピアノが一台。マイクは立っていないし、コードも見えないので生か。定時に左袖から出てくると、2-3枚楽譜をいじって演奏開始。クラッシックと言ってもとおりそうな感じの中に日本風の和音を混ぜ、それでいて女性らしい華やかさがある。まさに大西順子。静かなところで PA からと思われるノイズ(ハム)が聞こえる。切ってないのか?
 一曲目が終ってマイクを持つ。一曲目は昔書いた曲だそうな。2曲目は最近書いた曲。
 2曲目もいい曲。kitara で生で、ソロでやるにはピッタリなんだけど、オイラの聞きたかった曲とは違う。このころには PA のノイズが止まる。そのかわり、斜め前のおじさんが身じろぎする度に、手にもった入り口で貰ったパンフレットがカサカサと音がするのが非常に気になってくる。このおじさん最後まで、カサカサとうるさかった。

 何曲か同じ感じの曲が続いて 15分の休息。ロビーに出て、ハンバーグを齧りながらビールを空ける。見ていると、未就学児童から制服を来た女子中学生、中年のご夫人からご年配のご夫婦まで。jazz のコンサートだよ。そりゃ、異様に上手い人のソロだけどさ。kitara のせい?

 後半戦はいきなり autumn leves 、それも油断して聞いていると何の曲わからないぐらいのアレンジ。いやぁ、こういうのを聞きたかったの。大西さん、わかってらっしゃる。左手のベースラインって「ドレミファソ」でしょう?これだけでここまでやる?
 2曲目は聞き覚えのある曲、3、4曲目はもうわからないが、そうそう、こういう曲が聞きたかった。

 ただ、残響が長すぎ。生のジャズピアノはもっとデッドな方がいい。kitara で聞いたのは、アマチュアのジャズビッグバンドと Paco de Lucía のバンドしかないけど、そのときは残響は気にならなかった。大西さんはお気に入りなんだろうけど、オイラはもっと小さな箱でやってくれたほうが嬉しいなぁ。

 後半戦も 45分で終わって、アンコールはオーバザレインボー。前半、妙に強いタッチがあったが、すぐに戻る。ガンガン行ってもらった方が面白そうだったけど。ちょっと短め。

 良かった。特に後半戦は聞きたかった「モノ」が聞けた。ただちょっと物足りなかった。音量だったのか曲数だったのか。大西さん、ノっていなかったように見えたのだがそのせいか?

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 家に戻って amazon、HMV と調べたが大西さんのアルバムは新品ではほとんど無い。一枚ぐらい買ってくれば良かった。

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