日々の徒然を

金曜日, 2月 15, 2008

[本]もうひとつの「あちら側」 - 大人が知らない携帯サイトの世界

 去年の秋に会社をやめて、時間ができるはずだから本でも読もうと思ってまとめて買った中の一冊。年が明け始めてから読み出して、ようやく読了。

 携帯サイトに絡むダークサイドでも取り上げているのかと思ったら、全然違った。「マイコミ新書」という時点で気付けば良かった (^^;

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 端的にいえば、携帯サイトの世界は PC のそれとは内容もアクセスする人間も全く違い、アクセス数も PC からよりも多いぐらいだが、お互い相手の世界を全く知らない、ということ。その状況での「PC世代」向けの「ケータイ世代」についての解説。

 去年の秋、初めてネットにつながるケータイを買ったが、PC に慣れた身としては「こんなもの使い物になるか?」という感じだったし、周りの人たちもケータイネットからのインターネット利用はメールぐらいしかしていない人ばかりだったが、それは自分も含めて「こちら側」の人ばかりだったからだということがわかった。

 この「あちら側」は梅田さんも知らないみたいだ

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 東京に出張に行ったとき、移動中の電車内でケータイをいじりまわしている若い連中がやたら多かったのにやっと納得がいった。
 ただ、インターネット接続への有り難味は都会より地方の方が大きいそうだ。東京以北最大の街に住んでいるので気がつかなかったが、その通りだろう。ちょっと田舎に行けば ADSL さえ使えるかどうかわからない。

 オイラの中学生の頃にインベーダーゲームが出てきて、高校生の頃にはゲームボーイが出てきた。それからいくつか携帯ゲーム機は出てきたが、それが「ケータイ」になり、暇つぶしはゲームからコミュニケーションに変わったようだ。ゲームはそのうち飽きるが、コミュニケーションは飽きるのだろうか?飽きないとすると、ずーっとそこにいるのだろうか?

# もしかして DS が売れているのはPC世代?

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 気になるのはケータイ世代の若い人たちからインフラやサービスを作り出す人たちが生まれてきていない(少なくとも聞こえてこない)こと。PC世代は学生の頃から古くは TK80、新しいところ(?)では MSX などでプログラミングに親しみ大学生あたりから頭角をあらわして来た人たちが結構いる。あのホリエモンですら、創業当時はプログラミングをしていたとも聞く。
 携帯サイトが日本国内の閉じた世界なことも気になる。優れた技術力で高性能な「モノ」を作り出しても、世界相手には商売にならず狭い国内マーケットで青色吐息の日本製「携帯端末」と同じような状況にならないだろうか?まぁ、そこから新しい「japan cool」が生まれるのかもしれないが。

 どうもケータイ世代はPC世代から文字通りの「お客さん」として扱われていて、そのポジションに満足しているようにしか見えない。

 そのケータイ世代はこれからトコロテン式に続々と社会に押し出されてくる。あと20年もすれば、彼らがメインの世の中になるのだろう。
 果たして大丈夫だろうか?などと思うのは年寄りになった証拠?いずれにしてもちょっと想像できないような未来が待っていそうだ。

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 それにしても「彼(女)」という書き方がこんなにしっくり来る本は初めて (^^

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