昨晩、以前の勤め先の同僚二人と飲みに行った。その勤め先は、本社が東京にあって札幌は開発ブランチという位置づけだったのだが、今年一杯を目処に札幌を閉鎖するそうだ。
オイラがその会社を辞めたのが三年半前。そのときは札幌は、もって二年と思っていたので、よく持ったとは思うが結果は同じ。
5年ほど前、経営が実質的に破綻し、上場企業の経営に近いところにいた人が COO のポジションに入って、経営面から建て直しを図ったのだが、技術的な方向性については手付かずのまま。
どうもうまくいきそうに無いと思ったので、「札幌だけで売り上げ・利益を上げられるような技術を蓄積して、いざとなったら独立できる方向に持っていけないか?」と勉強会を何回かやったのだが、ほとんど同意を得られず、出た結論は今までどおり「東京におんぶにだっこ」。
あの時「なに寝ぼけたこと言ってるんだ?」という顔をしていたメンバーは、これからどうするつもりやら。家族もちだったり、年上だったり(今なら 50過ぎ)でオイラよりずっと条件は悪いのに。
昨日一緒に飲んだのは、その勉強会でオイラの意見に「それはありかもしれない」と賛意を示してくれた数少ない一人、もう一人はその勉強会が終わってから札幌に移動になった。
二人とも30前半で、場所さえ選ばなければ仕事はありそうなのだが、札幌で働きたいそうだ。札幌はねぇ、組み込みの求人はほとんど無いんだよ。あっても狭き門で、ずーっと同じ会社が求人を出し続けている。
意外だったのは二人そろって「独身でよかったぁ」と言ってたこと。客観的に確かにそうだし、自分でも実践しているんだが、若い人に改めてそう言われるとなんだ違和感があった。これって歳の差?
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ま、オイラ自身も年金が支払われる(と、今は言われている)65歳まで 18年以上ある。他人様の心配をしている暇はないか。
2 件のコメント:
企業も仕事が得られなければ社員を養うことが出来ない訳ですが、今の時代は「~にいるから安泰」というのは滅多になくて(ハードルが高い)、結局は経営サイドが「どの程度、仕事を集めて来る事ができるか?」という点が重要だと考えるようになりました。
仕事を集める能力に劣れば、サラリーマンの安定というのは幻想と言っても過言ではなくて、個人事業主をやっているほうが常に危機感を持っている分だけ延命の可能性は高くなるでしょう。
安泰な場所など無いと常に意識していれば生き残れると思います。
仕事を集めるには、他の同業者との差別化が必要だと考えています。
以前の勤め先は営業的にも技術的にもまったく差別化をしていませんでした(正確にいうと、外から営業責任者を引っ張ってきた一部事業は営業の差別化に成功して黒字化、今月別会社として独立しました)。
「安泰な場所など無い」
そうですね、私も進み続けていかねば同じ場所に立ち続けることもできないと思っています。
いまやそれが IT 業界だけではなく、世の中すべてに広がったような気がします。
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