火曜日, 9月 15, 2020

本:日本近代史講義-成功と失敗の歴史に学ぶ

  昔から歴史に興味がない上に、何かが起きた年とか人の名前とかを覚えるのが苦手な人なので歴史はほとんど全くわからない。

  わからないが、昨今の朝鮮半島情勢を見ていると、日本が朝鮮半島を植民地化した経緯ぐらいは知っていないと話についていけないので勉強したいと思っていたのだが、そのあたりの情報がネットではなかなか見つけられない。そんな中で見つけたのがこの本。図書館に予約して、回ってきたのを読んだ。

 歴史の本とはあまり相性が良くないのだが、新書であることと、全部で14の短い章に細かく分かれていたことでなんとか読み切る。中に出てくる××事変とか○○事件とか全くわからなかったが、当時の国際情勢が相当に複雑でキナ臭くて実際あちこちで火の手が上がっていたことが分かった。朝鮮半島を植民地化したのは、元々の宗主国だった清が日清戦争で負けて独立、しかしながら内紛が続いて独立を維持できず、日本とロシアがお互いに朝鮮半島を相手にとられるのを嫌がり、結果的に日本が韓国を併合したということらしい。

 いまのところ朝鮮半島は民主主義と共産主義で半分ずつ取り合ってバランスが取れてるけど、北側の国がやたら好戦的で南側の国がその北側の国やその向こうの中国と仲良くなりたいという状況になっている。日本としては朝鮮半島が共産主義に抑えられるのは好ましくないけど、取り合って戦争というわけにもいかないし。

 現状維持か、そうでなければ南北統一して完全に独立してくれればよいのだが...

 

0 件のコメント: