月曜日, 8月 14, 2023

富士山登山記 2023 その 0.1 登山ルートとスケジュール

 新型コロナの影響もようやく落ち着いてきて、久しぶりに海外旅行にでも行こうかと思ったのだが、円安+世界的なインフレで旅行費用がすごく高くなりそうな気配。いまだウクライナ戦争も続いていて、国際情勢もきな臭いしということで、今年は国内旅行に行くことにした。その第一弾がNT金沢だったのだが、それだけでは海外旅行と比べてボリューム不足である。もう一回、国内旅行に行くことにした。今まで行ったことない九州や、一泊二日しかしたことのない四国も考えたのだが、今回は一度は登りたかった富士山登山にした。

 高いところは苦手だし登山が趣味というわけではないのだが、体力づくりに家の近くの藻岩山を時々登ったり、北海道で一番高い羊蹄山は何度か登ったりしていた。富士山は日本一の山なので一度登って見たいとぼんやり思っていたのだが、いい機会なので登ってみることにした。

 体力づくりというかトレーニングのために、今シーズンは藻岩山を距離を伸ばしながら3回(1,2,3)、羊蹄山は山頂まで一回登る予定が、雪で途中までしか登れなかったので合計2回行った(但し、2回目も時間切れで山頂まで行けず 1,2)。


 富士山には登山コースが四つあるのだが、どれにすればよいかは相当悩んだ。ご来光には興味がないし、山小屋ではよく眠れずに体力の回復が見込めないと思ったので日帰り登山として、前日に麓の街で一泊、当日バスで5合目の登山口に行き日帰り登山、下山したらバスで麓の街で一泊という計画を立てた。

 最初、登山口のある5合目の標高が2,400mで山頂までの標高差が一番小さく、一番コースタイムの短い富士宮ルートを考えたのだが、5合目に一番早いバスの到着が 07:55、5合目発の最終が19:00で、登山時間が11時間しかない。公式ページのコースタイムを見ると登り4:20、下り2:05で合計6:25なので、4:35も余裕があり休息時間をいれても十分な時間なのだが、羊蹄山登山でかなりコースタイムから遅れているので不安がある。おまけに公式サイトには「全体的に傾斜が急で、やや岩場が多い」とある。最終バスに間に合わない場合はタクシーということになるのだが、その料金は10,000円ほど。バスの乗車時間も1:20と長いため、朝、万が一座れなかった場合は貴重な脚力を無駄に使ってしまう。

 次に考えたのが御殿場ルート。こちらも朝一番のバスが登山口のある5合目に着くのは08:05と遅めなのだが、御殿場駅からタクシーで5,460円と現実的な値段なので、早起きしてタクシーを使えば06:00ぐらいに5合目に着ける。しかし、御殿場口は登山道入口の標高が富士宮口より1000m近く低く(5合目標高1,440m)、そのためコースタイムも公式ページで登りが6:40、下りが3:00、合計09:40と富士宮ルートより3時間以上長い。おまけにバスの最終が17:10と富士宮ルートより2時間近く早い。これではタクシーを使って朝早く登山口に行くメリットが相殺されてしまう。

 ほかの登山口はないかと見つけたのが、御殿場ルートと同じ、御殿場駅からバスのある須走ルート。こちらは登山口のある5合目の標高が2,000mと富士宮と御殿場の間ぐらい。5合目に来る一番早いバスが08:35、一番遅く出るバスが17:45と登山時間は不利。タクシーを使うと7,170円となかなかお高い。コースタイムは公式ページで登り5:10下り2:40合計7:50と御殿場ルートより2時間近く短い。

 ここまで調べているうちに、富士山登山では高山病に注意!と書かれていることに気が付いた。高山病って海外の4000mを超える山でなるものと思っていたのだが、そういうことでも無いらしい。高山病を避けるためにはできれば前日に5合目に入って一泊する、最低でも5合目に到着して1時間は現地の気圧に慣れてから登り始めるように、とある。こうなるとどのルートでも、朝一番のバスで登山口に行って日帰り登山するのは時間的に相当厳しい。体力的にキツいのは羊蹄山登山でわかっているので高山病にも余裕を持って対策したい。ということで、前日に麓の街で一泊、当日一番早いバスで五合目に行くという計画を変更、前日に登山口のある5合目に入って、そこの山小屋で一泊することにした。ネットで調べてみると山小屋は寝具のある雑魚寝に近い感じに見え、そういうところで眠ってもあまり体力が回復すると思えなかったのだが、5合目の山小屋は大部屋に布団で何とか寝られそうな感じ。富士宮、御殿場、須走の各ルートを見返して、富士宮は登りがきつそう、御殿場は距離が長くコースタイムも長いということで、須走ルートに決定。


 ちなみに吉田ルートは、混雑するということで、歩くのが遅く追い越されるのに気を使う自分は最初から却下。













0 件のコメント: