火曜日, 3月 03, 2009

bye-bye forester

 フォレスタに最初に乗ったのは、最初のモデルの発表会での試乗車。

 オイラの地元は、冬、雪は積もるは路面は凍るはで車に要求される条件が厳しい。まだ当時は FF,FR,4WD が混在、スタッドレスの性能も今ほどではなく,幹線道路でもあっちこっちでスリップして道路の真ん中で車が立ち往生、住宅街に入れば雪に埋まって立ち往生。
 そういうわけでパジェロ、ランクルタイプの RV が大流行だったのだが、お値段が高めでオンロードの走りに不安があり、なにより背が高すぎて我が家の車庫には入らない。

 そういうところに出てきたのがフォレスタ。オンロードベースで 250ps の走りは強烈、その上最低地上高が 200mm で走破性も抜群。すぐにでも欲しかったが、残念ながら当時は給料が安く、また、高価なターボモデルしかなく断念。

 結局買えたのは、2001年。お金の関係でターボの無いモデル。これは正直良くなかった。エンジンのリーンバーンは 100km/h あたりのスピードで走ると引っかかるようにスピードが不安定になる。AT は出ないようにチューニングしてあるのだろうが...。
 発進時、忘れた頃にクラッチが滑って右折時に怖い。冬場排水溝の上に車を止めたらプロペラシャフトに氷がつく、屋根に雪を寝せたまま車庫に止めたら、解けた雪がリヤのバンパーとナンバーの間にツララになって入り込んでしまった。
 特に参ったのは発進時にクラッチが滑ること。半クラッチで車が動き出し、クラッチペダルから足を離しても滑ってしまって車が走らない。何かきっかけがあるわけではなく、まったく予測がつかないので交差点の右折なんかは怖い怖い。この種の不良は再現しないといって直らないことが多いので修理にも出さず。たぶん燃費を良くするために、クラッチに細工をしすぎたのだろう。

 で、たまたまディーラーに行ったら、マイナー直後のモデルを勧められてまたフォレスタを購入。2004年の3月。エンジンがリーンバーンではなくなったのでクラッチのトラブルもなくなるだろうと期待してのことだったが、見事に直っていた。リヤナンバープレートの位置も変更になり、裏に氷が入り込む心配もなし。
 ターボの加速こそ無いものの、下からトルクがあり、踏めばまわるエンジン。その気になればそれなりに速いが、その気にはならないゆったりした走り。夏場は片道 15km の通勤で 12km/l ほどの、2l,4WDとしては上々な燃費。
 スノーボードだけでなく、長さ 2m の歩くスキーや 700C のロードレーサーをバラさずに積み込める広い荷室。
 195mm の最低地上高とセンターデフ+トリプルビスカスの 4WDは冬道にもつよい。

 夏用にはロードスターがあったせいもあり、何の不満もない車だったが維持費の高さと稼働率の低さに音をあげ手放すことに

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 今のフォレスタはすっかり今風の SUV になってしまったが、ライバル車を考えればこれはこれで仕方あるまい。

 頑張って、アウトバックに乗れる身分になろう。

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