日々の徒然を

土曜日, 11月 14, 2009

本:スラム化する日本経済


 テレビの討論番組を見ていたら、妙に男性っぽい声の女性の経済評論家が出ていた。言ってることがまともだったこともあり、ちょっと気になって本を借りてみた。

 現在の「グローバル恐慌」になる前は、どんな状況だったかを考え直すのがメインの本。一々尤もで、頭の中のもやもやしていたものがすっきりした。どうやらキーワードは「グローバルジャングル」での中での弱肉強食で、強者になれないものは、最弱者のいるところまで引き吊り下ろされるというところがポイントらしい。
 本当のジャングルは強者が増えすぎると->弱者が減って->強者が減り->弱者が増え->強者が増えというサイクルが回るのだが、グローバルジャングルでは弱者が食べつくされた後は「砂漠化」だそうである。

 普段オイラが考えている「走り続けていなければ同じ場所に留まり続けることすらできない」ということが改めて確認できたのだが、これからどうなるのか、どうすればよいのかというところが弱い。
 これからの指導者はスーパーマン型ではなく、官房長官時代の福田さんの「番頭型」とか、さもなくば「ドンキホーテ型」が良いとかの考察はちょっと笑える。理想を掲げて今まででは考えられないことをあれこれやっている鳩山さんはドンキホーテに見えないこともないし、「核なき世界」を訴えるオバマ大統領もある意味ドンキホーテだろう。そのオバマさんがノーベル平和賞をもらったということは、世界は本当にドンキホーテを求めているのかもしれない。

 経済学者がする、国際社会の将来予測はこれぐらいがちょうど良いのかもしれない。

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 硬い話題の割りには数時間で読みきった。これからに向けて今の立ち位置を確認するにはもってこいの本。

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 で、新書なのに幅が少し長いのはなぜ?

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