佐藤氏が文言春秋で連載していた「インテリジェンス交渉術」をまとめたもの。
図書館で文芸春秋をパラパラと見ていたとき見つけ、連載後半はほとんど読めたのだが、前半はバックナンバーを追ったりしたもなかなか読むことが出来なかった。今年の一月に発売になってすぐに図書館に予約したのだが、今月半ばにようやく借りられた。
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内容はなかなか面白かったが、交渉術のノウハウよりは読み物として面白い。以前読んだことがあると感じたエピソードも多かったのだが、連載時に読んだのか、著者の別の本で読んだのかまではわからなかった。
紹介される交渉術自体は、外交官として、あるいはインテリジェンスの世界では役に立つのだろうが、レベルが高すぎて、オイラが普段多く相手にしている、生活の中に特に目的意識もなくその場その場の思いつきで判断し、バラエティー番組の再放送を録画してまで見るような連中相手に使えそうなものはなかった。
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それでも希に、手強い相手を落とさなくてはならない事があるので、その時のために手元に置いておきたいと思った。
そういう本は久しぶりだ。古本屋でも探してみるか (^^;
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しかしなぁ、話半分に聞いても鈴木宗雄と佐藤優が外交の現場から離れているのは惜しい。
政権交代がなった暁には両氏を復帰されられないものだろうか?鈴木さんを外務副大臣、佐藤さんは外務省に復帰は無理だから国営のロシアシンクタンクを作ってそこの主席分析官あたりに。
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