獣の奏者が面白かったので、作者の文化人類学者の著作を図書館から借りてきた。
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新米文化人類学者が現地調査に行くところから始まるのだが、アボリジニに対して実にぼんやりとしたイメージしかなかったオイラには、なかなか勉強になったというか面白かった。侵略者が原住民にそうとう酷いことをしたというのは
銃・伝染病・鉄を読んで知ってはいたが、こういうパターンもあるのかというのと、平等に扱うというのはなかなか難しいというのがわかる。
オーストラリアは、実は肥沃な大地でもなんでもないという話もあるが、国家財政が厳しくなってアボリジニへの失業保険が払えなくなったりしたら一体どういう風になるのだろう?と思ったりしてしまう。
あるだろうとは思っていたが、あまり見たくなかったオーストラリアのブラックな一面見てしまったような気分。
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