月曜日, 7月 13, 2009
本:螺鈿迷宮
海堂尊をチームバチスタ、ナイチンゲール、ジェネラルルージュと順番に読んできて4冊目。図書館からはジェネラルルージュの方があとに回ってきたのだが、時系列がこちらの方があとらしいのでジェネラルルージュの方を先に読んだ。
読み始めてすぐ違和感を感じた。妙に堅苦しく文体が変わっている。よく見ると出版社が角川。これ以前は全部宝島社。そのせいかどうかはよくわからないが、文章が妙に小説っぽい。ほとんどが一人称(僕)で書かれているのもいままでと違う。由緒ある医者一族、古い建物、子供の頃の記憶。昔読んだフツーの日本版推理小説っぽい。
筋書きも前三作ほど、医学知識を必要とせず、人間の死に際のお話が多く大人向けといえば大人向け。
伏線も上手に張られていて最後までわくわくしながら読めた。ただ、最後の最後のどんでん返しはおいらにはまったくどんでん返しではない。おいらはむしろそっちだと思ってた。まぁ、それでもひとつ、読みの足りないところはあったが。
シリーズ物の伏線もふんだんに張られていて、それらが生きてくるのが楽しみ。ジェネラルルージュでチラッと出てきた人が、こちらでは重要な脇を張っている。
この調子でいけば、田口先生が昔の恋人の敵と対決するシーンなんかは充分期待できそう。
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ジェネラルルージュを読み終えた後、姫宮は南海キャンディーズのしずちゃんをイメージしていたのだが、これを読んでキューティーハニーのサトエリに変更した。
白鳥のイメージだが、中年で小太りの役者さんが思い当たらずずっと苦労した。ドランクドラゴンの塚地はちょっと若い。これを読んでいるうちに爆笑の田中はどうかと思えてきた。体型的にはぴったりだがセリフが想像できない。そうだ、爆笑太田は?台詞回しといい、空気の読まなさといい、いるだけで人をイライラさせる感じといい、ぴったり!
ちなみに今のところ田口先生は六角精児。
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