入るときに貰ったコインをビールに交換。アサヒのスーパードライ。zepp sapporo だもんなぁ。新鮮で注ぎ方も上手でだったけど、このビールは好きになれない。
会場は見たところ満席。自分の席は2階席の一番前の真ん中。ステージが遠くて演者の表情はよく見えないが、その分視界に全体が入る。かなりいいポジションでしょう。
上原さん、タイムコントロールのジャケット写真そのまま(靴を除く)のファッションで登場。結婚式の2次会を抜け出してきたみたいだ。
「予習」をしていなかったので曲名まではわからないが、Time Control からの曲で始まる。
なんだか期待していたのと違う。上原さんは舞台左手、正面にグランドピアノ右手にキーボード、グランドピアノの上にも小さなキーボード。舞台真ん中にエレキベース、その右手にドラム、更に右手にエレキギター(ネックが2本もある)。もうちょっとアコースティックよりの方が好きなんだけど。キーボードをそんなにシンセみたいに鳴らされると...、YMO?。
そういえば YMO も最初の頃は渡辺香津美のギターが入っていたなぁ。いや、YMO ほどはぶっ飛んでいない...、いやいや、YMO だって今聞けばそんなにぶっ飛んでいるわけではない。
YMO はともかく、フュージョン系ではあるよなぁ。「エレクトリックバンドもやってる」、じゃなくてこっちがメインの人だったんだ。どこで勘違いしたんだろう?
途中10分間の休息。なぜかピアノを調律していた。会場に入るとき、「機材故障のため開演が15分遅れます」と説明していたが、定時に始まった。そういえば、演奏中、ベースがやたらと PA に手を伸ばしていた。なにかトラブル?
後半、ふと階下の観客席を見ると、頭が綺麗に並んでいる。何か変。何だろう...、誰もリズムを取っていない!!!
細かく音を刻んでいるので全身でリズムを取るのは無理だが、それにしてもなぜみんな、いや、ほとんどみんなが綺麗に頭を並べて座っている??
隣の席の人を見ると、身を乗り出してステージに魅入っている。後ろを振り返って見てもほとんど同じ。
これはすごい。
後半、途中聞き覚えがない曲が2曲ぐらい入ってて(アンコール前の)ラストは(確か)「Double Personality」。
first album が Another Mind でコンサートのラストが Double Personality。意味深と思うのは考えすぎ?
演奏が終わると一階は総立ち。
アンコールの拍手に一人で出てくる。自分の国でステージができて嬉しいと、少し涙ぐみながら語る。若い女の子が世界を股に掛けて活躍しているんだもの、いろいろあっただろうさ。観客から「結婚おめでとう」の声がかかる。え、結婚したの??
一人ピアノに向かって「オリヲン座からの招待状」のテーマを奏でる。
この人は上手いとか器用とかいうのではない。何でもできるんだ。
アンコール2曲目はメンバーがそろって Return Of Kang-Fu World Champion。一階は相変わらず総立ちで、一割ぐらいはノレている感じ。残りの人は演奏に圧倒されているように見える。
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結婚相手は 有名そうな(失礼)デザイナーさん。才能あるお二人が結ばれるのはいいんだけど、お二人ともお忙しそうでちょっとだけ心配。
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家に戻って「復習」しようと思ったが、ライブよりは一味落ちる。夜中なので音量を絞っているせいか、AMⅢ-5の限界か。今度車庫にある DS-40 で、ボリュームを上げて聞いてみるか。いや、ライブが一番ということか。
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良かった。けど、期待していたものとは違った。テクニックの暴走を押さえきれていない感じ。それはそれで良いんだけど、それならそれで枷を外して行くところまで行って欲しい。そして何年か、いや、何十年かしてオイラのイメージする jazz に帰ってきてくれると嬉しい。
でも、今日って全国ツアーの初日なんだよなぁ。海外は何ヶ国か回ってきたみたいだけど。最終日は 12/9 NHK ホールか。ていうか、11月12月とものすごいスケジュールを組んでるな。体、というかあの演奏をやって腕が持つのか?
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これを書きながらの BGM は大西順子の RINGO OIWAKE 、安いヘッドフォンで。来週 kitara でソロコンサートがあるそうな。まだチケットとれるかなぁ。
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